相変わらず毛沢東信仰は激しく 2017年の年末、中国社会では「キリスト対毛沢東」のバトルがあった。2期目を迎えた習近平政権が思想、言論の統制を強める中で、やり玉にあがったのがキリスト生誕を記念するクリスマスだった。 湖南省の地方政府はクリスマスを「精神のアヘン」と呼び、共産党員、幹部がクリスマスを祝うことを禁止。各地で商店に飾られたクリスマスツリーやサンタクロースを倒すなどの動きがあった。 一方で人々たちが崇拝したのが、クリスマスの翌12月26日に生まれた毛沢東だった。毛沢東の生誕の地、湖南省韶山では、数万人の毛沢東崇拝者がお祝いに駆けつけ、革命の赤い旗を振り、『東方紅』などの革命歌を歌い、毛沢東像にひれ伏して拝む数多くの「信者」の姿もあった。 だが毛沢東が権力を振るった1960~70年代は文化大革命(文革)のまっただ中にあり、「毛主席」は神格化された一方で、人々はあらゆる思想や行動の自由
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