ブックマーク / gendai.media (252)

  • 台湾原住民との日本統治時代の記録と記憶が時空を超え、台湾を旅する私たちの前に鮮やかに甦る(佐藤 康智)

    人気の旅行先「台湾」の過去と現在が交錯する芥川賞作家高山羽根子さん渾身の近刊『パレードのシステム』。新聞・雑誌、書評で数多く取り上げられ注目されています。そんな中から気鋭の評論家佐藤康智さんが「群像」4月号に寄せた書評を転載して紹介します。 狂おしい想像力に何よりも度肝を抜かれる 美術家である「私」は、故郷の母から、母方の祖父の訃報を受ける。死因が自死だったこともあり、葬式は人を呼ばず、母と叔母(母の異母妹)のみで済ませるとのことだったが、「私」は久々に東京から帰郷し、半ば無理を言うかたちで葬式後の祖父宅に顔を出す。遺品整理をきっかけに、祖父が日統治時代の台湾生まれであったことを知る。けれど、祖父の若い頃を詳しく知る親族はいなかった。 古い写真や、判読できない文字の記された絵ハガキなど、祖父の過去を探る糸口となりそうな遺品を譲り受けた「私」は、それらを元バイト仲間で台湾出身の梅さんに見て

    台湾原住民との日本統治時代の記録と記憶が時空を超え、台湾を旅する私たちの前に鮮やかに甦る(佐藤 康智)
    changpian
    changpian 2023/05/25
  • 直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)

    SF界の注目作家・小川哲による巨編歴史小説『地図と拳』が第168回直木三十五賞を受賞した。日露戦争後からの半世紀、満洲​のとある町という絶妙な舞台で、歴史・地理・風俗・文化の背景が緻密に描かれ、そこにダイナミックなドラマが展開するこの作品は、一読した読者を強力に惹きつけている。 この壮大な歴史ドラマはいかにして作られ得たのか。実は、作品の歴史考証には、ある中国史研究者が協力していた。『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(講談社学術文庫)の著者である澁谷由里氏がいま語る、創作と考証をめぐる秘話。 作家の「ツボ」を衝いた? カルト集団事件の研究書 第168回直木三十五賞受賞作『地図と拳』(集英社刊)の歴史考証を、『小説すばる』での連載開始前から単行刊行までの約4年間、筆者は手がけてきた。「満洲もの」を書きたいと志した著者の小川哲氏が、拙著を読まれて、担当編集者とともに筆者の研究室を訪ねて

    直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)
    changpian
    changpian 2023/02/03
    中国モノの小説を読むとがっかりさせられることが多いのだが、この澁谷先生が歴史考証をpdf担当されたとのこと。期待できそう。
  • 「差別と憧れ」の歴史〜アメリカのアジア系への「愛憎」を深堀りする(和泉 真澄)

    BTSを筆頭とするK-POPアイドルや日のアニメなどが絶大な人気を集めるアメリカで、アジア系へのヘイトクライムが激増しています。アメリカで、アジア系とはどのような存在なのか。その現状、歴史文化的背景について、同志社大学教授の和泉真澄氏が解説する記事の後編です。 記事の前編(「BTS人気の過熱」と「アジア系へのヘイトクライム激増」が同時進行する理由)では、BTSのホワイトハウス訪問に込められた意味を読み解くことで、現在のアメリカ社会が抱えている人種や党派に基づく分断や暴力の問題について、広い視点から説明した。後編では、BTSが直接言及したアジア系に対するヘイトについて、歴史文化的観点を取り入れながら解説していきたい。 対アジア系ヘイトクライムの急増 2020年に世界的流行が始まった新型コロナウイルスがアメリカで最初に深刻な被害をもたらしたのは、ニューヨーク市だった。このときの感染爆発

    「差別と憧れ」の歴史〜アメリカのアジア系への「愛憎」を深堀りする(和泉 真澄)
    changpian
    changpian 2022/07/07
  • 「評価される論文」に必要なのは、中身よりも「型式」である(小熊 英二)

    近年、日の大学でも「論文の型」が求められるようになってきました。その際に最初に参照されるのが、「ハンバーガー・エッセイ」や「パラグラフ・ライティング」といった、アメリカで定式化された「型」です。 社会学者の小熊英二さんが論文の書き方を解説した現代新書の新刊『基礎からわかる論文の書き方』から、アメリカの「論文の型」の背景にある社会事情を解説した章をお届けします。 内容以上に、型式が評価される アメリカのライティング教育では、パラグラフを構成して論文を書く型式が教えられます。そこで重視されるのは、事実にもとづいて論証したり、説得的に提示したりする能力の訓練です。 それに対し日の国語教育では、「主人公はどういう気持ちなのか」「著者の言いたいことは何か」といった質問が多くなされ、相手に共感する能力を訓練します。作文でも、「自分の気持ちを素直に書く」ことが求められたりします。 どちらがよいかは、

    「評価される論文」に必要なのは、中身よりも「型式」である(小熊 英二)
    changpian
    changpian 2022/05/24
  • 台湾を“圧倒的に住みやすい社会”変えた、天才「オードリー・タン」その凄さの理由(石崎 洋司) @gendai_biz

    オードリー・タンさんは、台湾のデジタル担当政務委員。 <デジタル技術を人間のために使い><市民とともに仕事をする>大臣として有名です。そして世界で初めてトランスジェンダーであることを公表した閣僚でもあります。 日でもネット、テレビ、オンライン講演会等でひっぱりだこ。オードリーさんの何がこんなに人々をひきつけるのか? 前編記事『オードリー・タンの活動から考える「台湾にあって日に欠けているもの』に引き続き、『「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相』(講談社刊)を刊行した作家の石崎洋司さんと、台湾在住で、オードリー・タンさんの著書も多い、近藤弥生子さんに語り合ってもらいました。 台湾ではじまっている教育改革「素養教育」 石崎洋司(以下、石崎):オードリーさんと台湾教育改革のことを伺いたいと思います。オードリーさんは、いじめや体罰、競争をあおって、自分が学びたいことを

    台湾を“圧倒的に住みやすい社会”変えた、天才「オードリー・タン」その凄さの理由(石崎 洋司) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2022/05/23
  • 中国でもっとも有名な「日本人俳優」が、日中の撮影現場で感じた「大きな違い」(竹内 亮 ) @moneygendai

    中国でもっとも有名な日人俳優、矢野浩二さん(52歳)。2008年に人気バラエティ番組『天天向上』で司会を務めたのがきっかけでブレイクし、現在も数々のドラマや映画に出演している。中国社会を舞台にドキュメンタリーを撮影してきた竹内亮氏の新刊『架僑 中国を第二の故郷にした日人』から、矢野さんが日中のドラマ撮影現場で感じた「文化の違い」について紹介しよう。 中国では有名俳優だが… 矢野さんは19歳で役者を志し、人気俳優だった森田健作氏(元千葉県知事)の付き人になる。エキストラで映画『リング0』などに出演したが、その後は大きな役には恵まれなかった。 30歳の時、中国のある映画会社から日人役者が欲しいという話が舞い込んできたのをきっかけに、移住を決意。中国語を一から学びながら、中国で俳優としてのキャリアを再スタートした。中国で一躍有名になった後、2016年から正式に日の芸能事務所と契約し、再び

    中国でもっとも有名な「日本人俳優」が、日中の撮影現場で感じた「大きな違い」(竹内 亮 ) @moneygendai
    changpian
    changpian 2022/03/16
  • Google翻訳よりも高性能? AI翻訳「DeepL」の驚異的な実力(A4studio) @moneygendai

    そこで今回は、躍進続けるDeepLが他の自動翻訳サイトに比べて何がすごいのかを知るべく、翻訳通訳研究の専門家で、著書『自動翻訳大全』などでも知られる、立教大学異文化コミュニケーション学部の山田優教授にお話を伺った(以下、「」内は山田氏のコメント)。 飛躍的な進化を遂げた「AI翻訳技術」の秘密 DeepLの凄さを知る前に、まず機械翻訳機能、とりわけ近年話題になることも多い「AI翻訳」がなぜここ数年で伸びているのかについて教えていただこう。 「AIの学習システムのなかに『ニューラル学習』というものがあり、これが非常に発展したことが要因でしょう。 『ニューラル学習』とは、人間の脳の神経システムであるニューロンから着想を得たコンピュータの学習モデルです。原文と訳文が対になった対訳データからAI自らが単語の配列データの特徴や文構造を学習します。これを用いて翻訳をすると、自然な言葉の配列で後述の“流暢

    Google翻訳よりも高性能? AI翻訳「DeepL」の驚異的な実力(A4studio) @moneygendai
    changpian
    changpian 2021/11/25
  • 第一次上海事変 川島芳子を使った関東軍の謀略(関口 宏,保阪 正康)

    BSーTBSの人気番組の書籍化第二弾! 新興国・日が経済力と軍事力に自信を深め、欧米列強に伍する新たな一等国として成り上がろうとした、野望の時代、大正~昭和11年初頭までを描く書籍、『関口宏・保阪正康のもう一度! 近現代史 戦争の時代へ』から注目の章をピックアップしてお届けします。

    第一次上海事変 川島芳子を使った関東軍の謀略(関口 宏,保阪 正康)
    changpian
    changpian 2021/11/18
  • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

    ここ数年、日のシティ・ポップの海外人気が続いている。竹内まりや「Plastic Love」の再評価に端を発し、山下達郎や大貫妙子などの日のポップスの名曲が世界各国の若い音楽ファンに受け入れられている。そんな話題を耳にしたことのある人もいるだろう。 が、コロナ禍以降の大きく変動する音楽シーンの中で、シティ・ポップのリバイバル・ブームも以前とは違う様相を呈するようになってきている。 少し前だったら「都内のレコードショップで70年代や80年代のアナログ盤を買い求める外国人観光客」の姿がブームの象徴として取り上げられることも多かった。しかし、今はTikTokで若い世代に発見された楽曲がSpotifyのバイラルチャートを駆け上がり、新たなアンセムとしてストリーミングサービスで人気を呼ぶ現象が生まれているのである。 その代表が、松原みきのデビュー曲「真夜中のドア〜stay with me」だ。19

    日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2021/03/27
  • ビビアン・スーの「デニムショット」が桁違いにかわいすぎる…!”奇跡の透明感”にファンは「相変わらず美しい」と大絶賛(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    ビビアン・スーの「デニムショット」が桁違いにかわいすぎる…!”奇跡の透明感”にファンは「相変わらず美しい」と大絶賛 フォロワーは140万人超え… 45歳のいまも、美貌は健在 過去に人気を誇ったバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から誕生した音楽グループ「ブラックビスケッツ」。 デビューシングル「STAMINA」のオリコン最高2位を皮切りに、その後「Timing」、「Relax」など、メガヒットを飛ばす楽曲でお茶の間を賑わせていた。 そんな通称「ブラビ」のメンバーの一人であった台湾出身のマルチタレント、ビビアン・スーさんが頻繁に自身のインスタグラムを更新し、プライベートショットやお仕事での一コマを公開している。

    ビビアン・スーの「デニムショット」が桁違いにかわいすぎる…!”奇跡の透明感”にファンは「相変わらず美しい」と大絶賛(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2021/03/25
  • 『鬼滅の刃』超え? 中国アニメが「爆発的成長」を遂げている理由(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    鬼滅の刃』に負けない中国アニメ 2020年の日のエンタメ界は、『鬼滅の刃』の年だった。ジブリ映画の金字塔「千と千尋の神隠し」の興行収入を抜き、日歴代興行収入1位を記録している。「鬼滅」ブームはどこまでいくのだろうか。 そんな中、いつの間にか、中国制作のアニメ作品が日市場にどんどん進出してきていることをご存知だろうか。 その背景には、ネットフリックスといったコンテンツ配信プラットフォームの普及はもちろん、何より中国アニメの品質が向上してきたことがある。 そもそも中国アニメと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。「作りが雑そう」「つまらない」といった以前に、「そもそもアニメ作っているっけ?」と思われるかもしれない。 それも無理がない。1990年代以降生まれの中国人に、「中国アニメと言えば何」と聞くと、1961年の『大暴れ孫悟空(中国語原題:大闹天宫)』と1986~1987年テレビ放送された

    『鬼滅の刃』超え? 中国アニメが「爆発的成長」を遂げている理由(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2021/02/10
  • 日本人は知らない…中国の若者はもう「行列の割り込み」も「大声での会話」もしなくなっていた…!(中島 恵) @gendai_biz

    ひと昔前まで「中国の人は声が大きい」「行列に横入りする」といったステレオタイプが強くあった。しかし、中国の若い世代に目を向けると、その行動様式は様変わりしているという。『中国人のお金の使い道』などの著書があるジャーナリストの中島恵氏によるレポート。 割り勘するようになった中国人 1月14日掲載の「中国の若い女性の間で『ガチャガチャ』が大ブーム…それが『異常事態』と言えるワケ」や、1月26日掲載の「中国の若者は『もう日製より中国製がいい』、その消費意識に起きているヤバい変化」の記事で書いてきた通り、中国のZ世代の若者は、これまで多くの日人が抱いてきた「中国人は~~だ」「中国では~~が当たり前」といった固定観念がもはや通用しなくなってきていることを、私たちに強く実感させている。 極端に言うと、従来、日人が思い描いていた中国人像とは180度異なっている。また、中国人自身に話を聞いても、若者

    日本人は知らない…中国の若者はもう「行列の割り込み」も「大声での会話」もしなくなっていた…!(中島 恵) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2021/02/09
  • なぜ中国人留学生は、日本人から「中国の歴史」を学ぶのか(天児 慧,鶴間 和幸)

    古代文明から現代の経済発展までを描いた「中国歴史」全12巻が、10月から講談社学術文庫で刊行されました。2004年から05年にハードカバー版で刊行されたこのシリーズは、中国台湾でも翻訳出版され、累計部数は150万部に達しています。壮大な中国通史の何が人々をひきつけるのか、今の中国を読み解くカギをどう歴史に求めるべきか。シリーズの編集委員をつとめた鶴間和幸氏(中国古代史)と、執筆者の一人である天児慧氏(現代中国論)に語っていただきました。 なぜ、中国でウケたのか? 鶴間 天児先生がこのシリーズで執筆されたのは、現代中国をとりあげた第11巻『巨龍の胎動』ですが、刊行から16年たって、もはや胎動ではなく、まさに巨龍が世界の中心になりつつあります。 当時は、まさかこんなに早く中国が世界で大きな存在になるとは予想できませんでした。正直なところ、いまの中国の姿には驚いています。 天児 おっしゃると

    なぜ中国人留学生は、日本人から「中国の歴史」を学ぶのか(天児 慧,鶴間 和幸)
    changpian
    changpian 2020/12/20
  • 来日できない「日本好きの中国人」が、恋しがっている「意外な日本名物」(中島 恵) @gendai_biz

    あぁ、日に行きたい… 想念日、想念京都、想念日711的関東煮!!(セブンイレブンのおでん)…… 中国SNSを見ていて、今年後半以降、“日”に関連するフレーズがずいぶんと増えていることに私は気がついた。「想念」とは中国語で「懐かしがる」「恋しがる」「ずっと心に思っている」というような意味だ。 どうやら、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日に来られない期間が長くなるにつれ、「あぁ、日に行きたい……」という気持ちを抑えきれず、思わずSNSに「日愛」を吐露してしまう日ファンが急増しているようなのだ。その中には、上記のように、日のセブンイレブンのおでんを挙げているフレーズまであった。 コロナ以前の2019年、訪日中国人観光客は過去最高の約960万人に達していた。日中国人の海外旅行先の中で人気ナンバーワンの国となり、ここ数年、日ファンは右肩上がりで増え続けている。 明確な

    来日できない「日本好きの中国人」が、恋しがっている「意外な日本名物」(中島 恵) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/12/02
  • 香港が「萎縮社会」になりつつある…多くの日本人が知らない「衝撃実態」(阿古 智子) @gendai_biz

    11月23日、香港の活動家・周庭(アグネス・チョウ)、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、林朗彦(アイバン・ラム。周庭、黄之鋒らとともに政治団体「デモシスト」を率いていた人物)の裁判が行われ、3人とも保釈が認められず、即日収監となった。 昨年6月に逃亡犯条例改正案に反対するために行われた、湾仔の警察部を包囲する未許可のデモに参加し、デモ参加者を扇動した容疑で有罪との判断が示されたのだ。黄之鋒は、未許可のデモを組織した容疑でも起訴されている。未許可のデモへの参加に他人を扇動したと認定されれば、最高で5年の懲役刑が科される可能性がある。量刑は12月2日に下されるという。 周庭は今年8月にも逮捕されている。こちらは国家安全維持法違反の容疑だったが、彼女が自宅から連行される姿が報じられ、日では大きな話題となった。このときはすぐに保釈が認められ、警察による取り調べが続いている。それでは、なぜ今回は保釈

    香港が「萎縮社会」になりつつある…多くの日本人が知らない「衝撃実態」(阿古 智子) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/11/24
  • 岸部四郎、マモル・マヌーともに71歳の死…「GSブーム」とは何だったのか(小泉 カツミ) @gendai_biz

    9月16日、元ザ・タイガースのメンバーでタレントの岸部四郎が、8月28日、拡張型心筋症による急性心不全のため、千葉県内の病院で死去していたことが報道された。同月12日には、元ザ・ゴールデン・カップスのマモル・マヌーが、9月1日に心筋梗塞のために急逝したという悲報が入っていた。 ともに71歳という若さだった。 GS(グループ・サウンズ)ブームの頂点を極めたザ・タイガース、そして通好みと言われたザ・ゴールデン・カップスは、ブームを牽引した代表的なグループであった。 日におけるバンドスタイルの原型 1967年から1969年にかけて、日音楽シーンにはGSという一大ブームが巻き起こった。これはエレキギターやエレキベースなどの電気楽器、ドラムという編成で演奏する4〜6人のグループのこと。今では当たり前になったバンドスタイルの日における原型といえるものだった。 当時注目された欧米のベンチャーズ、

    岸部四郎、マモル・マヌーともに71歳の死…「GSブーム」とは何だったのか(小泉 カツミ) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/09/24
  • 『こち亀』で「訪日外国人」の描き方が劇的に変わっていた…!(稲田 豊史) @gendai_biz

    漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1976〜2016年、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載)の40年の歴史において、「外国人」の扱いがかなり変化している。それは、平均的な日人が40年間にわたって外国人に抱いてきたイメージの変遷そのものだ──。 そう語るのは、『『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く』の著者である稲田豊史さん。日文化・世相を、警官である主人公・両津勘吉という“大衆の目線”から定点観測的に捉え続けた『こち亀』が描いてきた外国人像とは。 ※以下、△年△号=『週刊少年ジャンプ』掲載号、△巻=ジャンプ・コミックス収録巻として表記。 70年代、無邪気に「変なガイジン」をイジる 1970年代、日の多くの一般大衆にとって外国人は“ガイジン”であり、得体の知れない異星人も同然であった。映画テレビ番組で見たことがあっても、生の“ガイジン”は一度も目撃したことがない。そんな日

    『こち亀』で「訪日外国人」の描き方が劇的に変わっていた…!(稲田 豊史) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/09/23
  • 「としまえん」とは何だったのか?「世界初・日本初」を連発したその歴史(田中 ひかる) @gendai_biz

    「としまえん」とは何だったのか?「世界初・日初」を連発したその歴史 「史上最低の遊園地。」閉園の喪失感 夏の風物詩だった「としまえん」の花火 「としまえん」と練馬区民のつながりは深いという。 練馬区の成人式(成人の日のつどい)は、1977(昭和52)年以来、「としまえん」で開催されてきた。広くて安全なスペースが確保できるため小学校の写生大会が行われたり、中学生が職場体験に訪れたりもした。毎年10月に開催される「練馬まつり」の会場としても使われてきた。 「水と緑の遊園地」というコンセプトどおり、園内は四季折々の花に彩られるため、桜やあじさいを見るためにふらっと訪れる区民も少なくなかった。1967年から2004年までは、夏の間、毎週末花火が打ち上げられ、周辺の住民にとって夏の風物詩だった。 練馬区民にとって「としまえん」は、生活、いや人生に織り込まれていたと言えるかもしれない。喪失感はいかば

    「としまえん」とは何だったのか?「世界初・日本初」を連発したその歴史(田中 ひかる) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/08/19
    「史上最低の遊園地。」というコピーは自分が大学生の時で、よく覚えている。/ここのあった映画撮影所については言及がない。いま監訳中の本に『東洋平和の道』も豊島園で撮影されたとあるが、ソースは不明。
  • 周庭さん逮捕だけではない…恐怖が広がり学問の自由も侵害される「香港の現実」(阿古 智子) @gendai_biz

    8月10日、香港で国家安全維持法違反の容疑で10人のメディア人や活動家が逮捕された。 中国共産党政権に批判的な立場を貫く『蘋果日報』(アップル・デイリー)の創始者でアメリカの政界に太いパイプを持つ黎智英(ジミー・ライ)、その2人の息子、黎智英の経営するメディアグループ「壹傳媒」(ネクスト・デジタル)の幹部ら4人、学生団体「学民思潮」の元メンバーでフリーランス記者の李宗澤(ウィルソン・リー)、政治グループ「香港故事」メンバーの李宇軒、そして、日ではよく知られている民主派政党「デモシスト」の元メンバーの周庭である。 200人以上の警察が一斉に「壹傳媒」の社に家宅捜索に入り、資料やパソコンを押収し、黎智英らを連行する様子や、周庭が両手を後ろで縛られて自宅から連行される様子を、日にいる多くの人も憤りを覚えながら見たのではないだろうか。 急激に広がる恐怖感、見えないレッドライン 国家安全維持法

    周庭さん逮捕だけではない…恐怖が広がり学問の自由も侵害される「香港の現実」(阿古 智子) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/08/14
    鐘翰林ではなく鍾翰林。
  • 周庭さんら逮捕の不条理…私たちは「中国の暴挙」を許してはならない(五野井 郁夫) @gendai_biz

    10人逮捕の意味 香港で自由と民主主義が存亡の危機にある。香港で国家安全維持法(国安法)が施行されてまもない2020年8月10日、香港警察は、23歳から72歳までの男女10人を香港国家安全維持法に違反した疑いなどで逮捕したと明らかにした。 そのなかには、一連の雨傘運動の日向けのスポークスパーソンであった最年少の周庭氏(アグネス・チョウ、23歳)が含まれていた。 最年長は、黎智英氏(ジミー・ライ、72歳)。香港で唯一、反中国政府の姿勢を明確にした民主主義推進派の新聞である蘋果日報(アップルデイリー)を発刊していた大手メディアグループ、ネクストデジタルの創始者だ。 APF通信は香港警察が周庭氏の自宅に大挙して押しかけ拘束し連行する現場映像を報じている。さらに香港警察はネクストデジタルや蘋果日報の社内のみならず、香港メディア界大物で民主活動家の実業家でもあった黎氏の家宅捜索も行い、黎氏が後ろ手

    周庭さんら逮捕の不条理…私たちは「中国の暴挙」を許してはならない(五野井 郁夫) @gendai_biz
    changpian
    changpian 2020/08/12