文・写真/りんみゆき(海外書き人クラブ/香港在住ライター) 香港を代表する世界の大スターであるブルース・リーは、32歳という若さでこの世を去ってしまった。しかし香港在住者や香港に訪れたことのある人は、街中のいたるところに彼が今でも存在していることに気が付くだろう。2020年は彼の生誕80周年記念の特別企画があり、さらに彼の姿を見かける機会が多かった。香港で出会える根強い人気のブルース・リーを紹介する。 主演作品がデザインされた記念切手 1940年11月27日生まれの俳優で、截拳道(ジークンドー)という哲学を創始した人としても知られているブルース・リーは1973年7月、32歳という若さで亡くなった。2020年は誕生80周年を記念して、香港郵政局は彼の誕生日である11月27日から記念切手を発売した。切手はいずれも4本の主演作品である『ドラゴン危機一髪』『ドラゴン怒りの鉄挙』『死亡遊戯』『ドラゴ