ニッポンドットコムおすすめ映画 阿部寛出演のマレーシア映画『夕霧花園』:日本の戦争はアジアにどう記憶されていくのか トム・リン監督に聞く Cinema 2021.07.24 阿部寛が、第二次世界大戦後のマレーシアで、スパイの嫌疑をかけられる日本人庭師を演じた映画『夕霧花園』(ゆうぎりかえん)。日本軍の占領下で兵士たちによって心と体に深い傷を負わされた女性が、複雑な感情に引き裂かれながら、仇敵と思われた日本人を愛してしまう。戦争の加害と「ゆるし」について、新たな視点で描き出した台湾のトム・リン監督にオンラインでインタビューした。 トム・リン(林書宇) Tom LIN 1976年、台湾生まれ。世新大学で映画を学んだ後、カリフォルニア芸術大学院に留学。2005年の短編映画『海岸巡視兵(原題:海巡尖兵)』で国内の映画賞を数々受賞した。08年、初の長編映画『九月に降る風(原題:九降風)』は台北電影賞