石川 いきなり大きな問いですね(笑)。もちろん、細かく見るといろんなイノベーションの起こし方があると思いますが、僕たち科学者の基本は「測定」です。測定することでデータ(Data)を取得し、そこから知識(Knowledge)を取り出し、政策や技術などの革新(Innovation)につなげていく。この「データ→ナレッジ→イノベーション」という流れを加速させることで、人類は進化してきたと考えています。 たとえば、太陽の動きを利用した「日時計」では、測定できる時間はざっくりとしたものになります。それが「振り子時計」になると、より正確に時間のデータが取れるようになります。その結果、経度がわかるようになりました。
2016/3/22 2004年に突如巻き起こったプロ野球再編問題は、東北楽天ゴールデンイーグルスという新球団を生み出した。同年11月に新規参入が承認されると、2005年シーズンから参戦する急ピッチぶりだったが、参入初年度からパ・リーグ6球団で唯一の黒字を計上。参戦9年目の2013年シーズンには、初の日本一も達成した。 半世紀ぶりに生まれた新球団は、いかにして奇跡の成長を遂げたのか──。発足時の楽天イーグルスにおける取締役事業本部長であり、現在はヤフー執行役員でショッピングカンパニー長を務める小澤隆生氏が、球団発足から黒字経営に至る舞台裏を明かした。(全4回) 小澤隆生(おざわ・たかお) 1972年生まれ。千葉県出身。1995年に早稲田大学法学部卒業後、CSKに入社。1999年にビズシークを設立し、2003年に楽天に売却してグループ入り。楽天では執行役員を務め、楽天イーグルスの取締役事業本部
2016/8/16 世の中にある「無駄」を有効活用してビジネスを生む「サーキュラー・エコノミー」という新成長戦略が注目を集めそうだ。商品やサービスを再生・再利用したり、遊休資産を有効活用したりするビジネスモデルのことで、2030年までに世界で4兆5000億ドルのマーケットをつくるという。果たしてこのビジネスモデルは何なのか。この分野に精通するアクセンチュア戦略コンサルティング本部の高橋信吾氏に聞いた。 デジタル時代の新成長戦略 ──「サーキュラー・エコノミー」は世界中で注目されている経済モデルとのことですが、まず背景には何がありますか。 高橋:サーキュラー・エコノミーを語る前に、背景にはデジタル化が生む経済、デジタルエコノミーの勃興があります。 アクセンチュアは主要11カ国、13の産業でデジタルへの投資方法について、調査・分析を行い、その結果、デジタルの活用によって2020年までに世界で2
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