【那須】歴史を知ってもらい、郷土愛を育んでもらおうと町図書館は本年度、「那須歴史講座」を始める。那須町内の氏族や地名の由来など、町在住の郷土史家が講師となり、5月から全6回開催する予定。併せて郷土資料も展示する。町図書館は入館者数、貸出冊数ともに減少傾向が続いており、野口尚人(のぐちなおと)館長は「講座をきっかけに、図書館に親しんでもらいたい」と参加を呼び掛けている。 講師は、町在住で「那須地域の年表」「べこ石の碑」などの著書がある郷土史家伊藤晴康(いとうはるやす)さんが務める。第1回は5月、「那須町域の歴史のあらまし」として概説する。第2回は7月、「那須町域の氏族について」と題して江戸時代の寺社本末制度、芦野宿や商家などについても講義する予定。 「市政・町政」の記事一覧を見る