ルネサス エレクトロニクスは10月7日に東京の本社で記者会見を開催し、化合物半導体デバイス事業の事業戦略を発表した。なおルネサス エレクトロニクス(新ルネサス)は、NECエレクトロニクス(NECエレ)とルネサス テクノロジ(旧ルネサス)が2010年4月1日に合併して誕生した大手半導体ベンダである。 化合物半導体デバイス事業は、新ルネサスのアナログ&パワー事業本部に属する化合物デバイス事業部が手掛けている。ちなみにアナログ&パワー事業本部は、2010年度(2011年3月期)に新ルネサス全体の売上高1兆900億円(見込み値)の約31%を占める。化合物デバイス事業部はアナログ&パワー事業本部の売上高の約6分の1を占めているので、新ルネサス全体からみると5.17%の比率になる。金額に換算すると563億円である。 記者会見では執行役員兼アナログ&パワー事業本部長の宮路吉朗氏が最初に挨拶し、続いて同事