シャープは29日、電子書籍に対応した多機能携帯端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を来年以降、米国や中国、インド、ブラジルなど海外で発売する方針を明らかにした。先行販売する米国では、電子書籍の閲覧方式に、海外で主流の「EPUB(イーパブ)」を追加採用し、米国の出版社や電子書籍を購入する消費者にアピールする。 年明けに米国での発売について米通信大手と共同発表する。電子書籍の閲覧方式は、日本ではシャープが独自開発した「XMDF」を採用している。米国では事実上の世界標準となっているイーパブも採用することで、購入意欲をかき立てる狙い。 また、米国の販売機種には、第3世代(3G)携帯電話の通信機能を追加搭載する。電子書籍をダウンロード販売するウェブサイトを米通信大手と共同運営する見込み。日本では無線LANしか搭載していないが、国土が広く、無線環境が日本より悪い米国に対応する。米国以外でも、中国や
日々さまざまな製品やサービスがリリースされ、ITがビジネスを革新する可能性 を広げている。話題を集める製品をわかりやすく解説する。
「現在,地球では1秒間に4人の子供が生まれているが,携帯電話は1秒間に25台売られている」 携帯電話で世界シェア2位,米モトローラのエド・ザンダー会長は1月初旬に開催された「2007 International CES」で,急成長する携帯電話市場をこのように表現していた。同会長によれば,「インドでは毎月600万人,中国では毎月500万人ずつ携帯電話ユーザーが増えている」という(関連記事:「携帯電話は個性示す道具」「全世界で成長続く」--モトローラのエド・ザンダー会長)。 1月25日に発表された米IDCの調査結果によれば,2006年に世界で出荷された携帯電話端末は10億1990万台。前年比で22.5%の伸びとなった。 図1●携帯電話端末のメーカー別世界市場シェア 2006年第4四半期。米IDC調べ。日本メーカー10社は「その他」に含まれる [画像のクリックで拡大表示] そして,この巨大市場の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く