旅先で嗜む菓子と作法とその甘さ 第28回 甘美なスウィーツ 2007年04月10日 甘いものに目がなくて、アイスクリームなんて1パイント(大きなカップ1個分)を大きなスプーンで一度にたいらげる時期もあった。でも、私の「甘いもの好き」なんて目じゃないくらい、アメリカの菓子は甘い。しかも、友人はアイスクリームの上に、さらにソフトクリームみたいに生クリームをかけて、そこにハーシーズのチョコシロップをタラ〜リ。さらにチョコスプレーをかけ、最後にシリアルをトッピング。出来上がりの姿に目を疑い、二度見してしまうような光景だ。でも一口もらうと、これが案外といけてしまう。 写真/中野愛子 インド人の友人は、コンデンスミルクをさらに甘くして煮詰めて固めたような菓子をふるまってくれた。これだけではさすがに甘いけれど、一緒にチャイをいただくと、なるほど納得の味だ。しかも刺激の強いカレーの後だから、このくらいの甘
転機のODA 途上国の自立につながるか 政府の途上国援助(ODA)は昨年、転機を迎えた。援助の戦略を練る海外経済協力会議(首相と4閣僚)が新設され、実施機関は円借款を含めて国際協力機構(JICA)に一本化されることになった。外務省はその間に立って、援助の企画と立案にあたる。援助の態勢は整ったが、その理念と戦略はどうか。アフリカのウガンダとインドの例を足掛かりに、ODAのあるべき姿を探る。(論説委員・長岡昇) ネリカ米の種まきをするムインダさん一家=3日、ウガンダ東部のナムトゥンバ県ブバゴ村で、長岡写す ■ウガンダとインド──コメ作りで生活向上、鉄道建設で物流改革 アフリカの真珠――かつてウガンダを支配した英国はこの地をそう呼んだ。 赤道直下にあるのに、標高が1000メートルを超えるため涼しい。琵琶湖の100倍の広さのビクトリア湖が満々と水をたたえる。緑したたる国である。 それが独立後に混乱
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