電気パルスの治療を受けて回復を見せたデービッド・ムゼーさん。スイス連邦工科大学ローザンヌ校提供(2018年10月31日公開)。(c)AFP PHOTO /EPFL 【11月1日 AFP】脊柱に電気の刺激を与えることによって神経接合を再生させ、まひしていた患者の歩行を可能にする画期的な治療が成功し、事故などで長年体の自由を失っている人々に希望をもたらしている。英科学誌ネイチャー(Nature)に10月末、研究結果が発表された。 脳神経外科医と技術者らから成るチームは、ターゲットを定めた電気パルスを使って、脳が伝える信号と同じように筋肉の連鎖反応を引き起こした。電気パルスは、下半身の筋肉の動きをつかさどる脊椎の特定部位に慎重に配置され、埋め込まれたインプラントによって発信される。現時点で研究の見通しは明るいという。 2011年に交通事故に遭って以来、もう歩くことはできないと言われていたヘルトヤ
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