新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)で人出が減ったオーストラリア・シドニーのオペラハウス付近(2021年6月26日撮影)。(c)Saeed KHAN / AFP 【6月26日 AFP】感染力の強い新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」によって、ワクチン接種率が高い国でも感染が拡大している。デルタ株は自然免疫を回避するとも指摘されており、デルタ株を抑える上でワクチン接種は「時間との闘い」になっていると専門家らは警告する。 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は25日の記者会見で、インドで最初に発見されたデルタ株は「これまでのところ、少なくとも85か国で確認されており、ワクチン未接種の人々の間で急速に感染が広がっている」と発表した。 インドでデルタ株の流行が始まったのは今年4月ごろ。最近ロシア
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