4時間38分、という長尺である、ということが話題だった『ヘヴンズ ストーリー』。1週間限定で神戸にやってきたので、KAVCへ観に行ってきました。「間にトイレ休憩タイムがあるほどの長尺である」ということが宣伝にて強調されるということは、「長尺ながら気にならないほどおもしろい」という自信を持ってお送りされている証左で、ホラー映画で失神者続出!などと共通している宣伝手法といえるところがあるのやもしれませぬ。“ホラー”と、この“罪と罰”的なストーリーとは次元が違うじゃない、と思われるかもしれないけれど、映画であるからには、見世物的なところがあるはずで、『ヘヴンズ ストーリー』もナゾや伏線、バイオレンスや精神的崩落などの様相が映画的ロケーションを舞台に展開して、観る者を飽きさせないわけです。 先日観た『悪魔を見た』といい、復讐、って映画のテーマとして古典的なんだな、と思う。誰もがすぐ連想できるであろ