孫文の義士団 BODYGUARDS AND ASSASSINS (十月圍城) 2011/中国/香港 R15+ 監督:テディ・チャン 近代中国の父でもある革命家、孫文先生を、1時間の間護衛せねばならぬ。襲い来るは500人の暗殺団。守り抜くは影武者と義士団。まあ、なんとかなるやろ。こっちにゃドニー・イェンもおるしな、はは、はははは。 ……な、なんとかならねえ! というお話。 究極のエロスとは、大義のために死ぬことであると荒俣宏の本で読んだ。 この場合の大義とは、まあ、想定される事柄は色々あろうが、御国のために死ぬ、であるとか、愛した人を守るために死ぬ、であるとか、そうした例を挙げると、我が朝の歴史から言うても分かりやすいと思われる。ベニスで死んだり田園で死んだり雨の朝巴里で死んだりした人も居るには居るのだが、そういうのは大義のためにくたばったとは言わんのである。 本作、『孫文の義士