原題は『NO LOGO』。こっちのタイトルの方が手短でグッとくる。日本語にしづらい部分ではあるけれど、この邦題でもわかるけど、もうちょっとインパクトがあり、口から口へと流通しやすいタイトルであればもっとたくさんの人に読まれただろうになあ。 さて。ハードカバーで二段に分かれた400ページ。遅読の私にはしんどいかと当初思われたが、数週間毎日通勤鞄を重たくして地下鉄で読み耽った。面白い。めちゃくちゃ面白い。訳者あとがきにもあったが、まさしく「腑に落ちる」感じの連続。 ブランドに囲まれて、色んなものことが企業のビジネスとくっついていて、好きなブランドはあるのだけれど、なんだか腑に落ちない違和感をずーっと抱えていて。そこんところが「これこれこうだから違和感あるんだよね」と言われて「あー!そういうことか!わかるー!」と腑に落ちる。その連続。ノースペース、ノーチョイス、ノージョブ。だからノーロゴ。資本主