瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋計画をめぐり、反対派住民が県を相手取り埋め立て免許の差し止めを求めた訴訟の第8回口頭弁論が28日、広島地裁(能勢顕男裁判長)で開かれ、地裁などによる現地視察が10月16日に行われることが決まった。 原告団などによると、現地視察は原告と被告が現地で協議する進行協議として行われ、鞆の浦のシンボル・常夜燈や江戸時代の町並みが残る鞆の中心部や海上からの視察も予定している。 鞆の浦の埋め立て架橋計画では、広島県が今年6月、国に対して免許の認可申請を行うなど手続きは最終段階に入っている。