29日に発売の作家、村上春樹さんの7年ぶりの2巻組み長編「1Q84」について、発行元の新潮社は26日、予約が殺到しているため発売前から増刷を決め、発行部数が1巻25万部、2巻23万部になったと明らかにした。 インターネット通販大手のアマゾンジャパンでも、ネット書籍ストアでの予約が1万冊を突破している。 初版は1巻20万部、2巻18万部で、各5万部の増刷。同書の内容は、著者の「予断を持たずに読んでほしい」との意向で明らかにされていない。
29日に発売の作家、村上春樹さんの7年ぶりの2巻組み長編「1Q84」について、発行元の新潮社は26日、予約が殺到しているため発売前から増刷を決め、発行部数が1巻25万部、2巻23万部になったと明らかにした。 インターネット通販大手のアマゾンジャパンでも、ネット書籍ストアでの予約が1万冊を突破している。 初版は1巻20万部、2巻18万部で、各5万部の増刷。同書の内容は、著者の「予断を持たずに読んでほしい」との意向で明らかにされていない。
広島市で21日、東京の芸術家集団が飛行機雲で「ピカッ」の文字を上空に描いていたことが22日、分かった。平和を訴える現代美術作品の素材にするため原爆を意味する言葉を表現、広島市現代美術館の学芸員も立ち会ったが、被爆者や市民から「いくら芸術のためでも不快だ」との声が上がっている。 同美術館によると、企画したのは東京都在住の男女6人。自費でチャーターした軽飛行機で21日午前、広島市上空に片仮名で「ピカッ」の白い文字を5回にわたって描き、メンバーが平和記念公園などからビデオと写真で撮影した。文字は数分で消えた。 11月に同美術館で開催される企画展に出展する作品の素材という。美術館は「彼らはまじめな気持ち。いろんな意見はあると思うが、まだ制作過程なので、出来上がった作品を見て判断してほしい」としている。
瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋計画をめぐり、反対派住民が県を相手取り埋め立て免許の差し止めを求めた訴訟の第8回口頭弁論が28日、広島地裁(能勢顕男裁判長)で開かれ、地裁などによる現地視察が10月16日に行われることが決まった。 原告団などによると、現地視察は原告と被告が現地で協議する進行協議として行われ、鞆の浦のシンボル・常夜燈や江戸時代の町並みが残る鞆の中心部や海上からの視察も予定している。 鞆の浦の埋め立て架橋計画では、広島県が今年6月、国に対して免許の認可申請を行うなど手続きは最終段階に入っている。
瀬戸内海の景勝地、鞆(とも)の浦(広島県福山市)で、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台をめぐり、市と市民団体の間で“論争”が起きている。鞆の浦は宮崎監督が映画の構想を練った地で、公開中の作品の中でも現地を連想される風景や看板などが描かれている。このため、地元のNPO(民間非営利団体)などは「映画の舞台」として積極的な観光PRを展開。しかし、市は「(映画制作関係者が)鞆の浦が映画の舞台とは断言していない」と、映画を利用しての誘客には二の足を踏んでいる。 宮崎監督は平成16年、制作会社スタジオジブリ(東京)の社員旅行で、知人に紹介された鞆の浦を初めて訪問。その際、江戸時代の雰囲気が残る町並みを気に入り、翌17年2月から約2カ月間にわたって一軒家を借りて滞在、町を歩きながら「崖の上のポニョ」の構想を練ったという。 現在公開中の映画の中では「TOMO」という看板のスーパーマーケットが登
プロの作家や批評家が編集した同人誌やミニコミ誌の発刊が相次いでいる。商業誌では収容しづらい長文を一挙掲載したり、凝った装丁で読者の目を楽しませたり。アマチュアが腕を競う従来の同人誌のイメージとは違い、少部数を逆手に取り、自由で肩肘張らない誌面作りを楽しむ姿が浮かび上がる。(海老沢類) 6月末に第4号が出たミニコミ誌「エクス・ポ」は、一目では雑誌と判別しにくい。表紙は封筒。誌面はA4サイズの16ページに限定し、印刷コストを抑えた。その中に、ルビと見まがいそうな小さな活字がびっしり詰まっている。 「能動的に読んでもらうために活字はぎりぎりまで小さくした。読みやすさばかり追い求めがちな現在の雑誌文化への問題提起でもある」と、編集長を務める批評家の佐々木敦さん(44)は説明する。 隔月刊で価格は1000円。約4000部を刷り、一部の書店やギャラリーなどでも販売している。気鋭の社会学者、鈴木謙介さん
■若者の利害軽視する社会 死者7人を出した秋葉原無差別殺傷事件からまもなく2週間になる。 事件についてはすでに多くの報道が出ている。マスコミでは例によってネットやゲームの影響が強調され、家庭環境も注目を集めている。そこでおもに語られているのは、劣等感を抱えた未熟なオタク青年が「逆ギレ」して刃物を振り回した、という単純な犯人像である。 しかし、その見方は正しいだろうか。容疑者はネットで犯行を予告している。そこには、動機として社会への不満や疎外感が、表現の幼稚さはあれかなり明確に記されている。2日前に凶器を購入し、前日に現場の下見を行い、当日静岡から秋葉原まで長い距離を運転しているあいだも、容疑者は冷静さを失っていない。そこに窺(うかが)えるのは、暴力への衝動というより固い決意である。事件の本質は、暴力衝動や若者文化といった要素にはなく、容疑者が抱いた絶望と怒りの中身にあると考えるべきだ。 で
機動隊に取り押さえられる労働者=15日午後6時44分、大阪市西成区(頼光和弘撮影) 【撮影・入力・頼光和弘】 日本最大の日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区で13日夕に始まった労働者らによる騒動は、西成署への抗議活動の中心だった釜ケ崎地域合同労働組合(釜合労)委員長の稲垣浩容疑者(64)が18日に道交法違反容疑で逮捕され、一気に収束した。5夜にわたって西成署の前で街宣車を使って抗議し、労働者をあおり続けた稲垣容疑者とはどんな人物なのか−。 稲垣容疑者は昭和56年の釜合労結成当初から委員長を務めている。日雇い労働者への炊き出し、労働や医療相談などを行い、「先生」と呼ぶ労働者もいるという。警察や大阪市に過激な抗議活動を行うことでも知られている。 平成16年と18年には活動をめぐって逮捕された。16年12月、今回と同様に「労働者が暴行された」と西成署に抗議し、労働者が署を取り囲む騒ぎが起
大阪市西成区の府警西成署前で13日から2夜にわたって労働者ら約200人が投石などを繰り返した騒動で、15日も夕方から労働組合幹部の呼びかけで労働者が集結、投石などを始めた。府警は、騒ぎに便乗して投石した配達員の少年(17)を公務執行妨害の現行犯で逮捕。警察官4人が負傷し、病院で手当てを受けた。 当初は前日よりも多い約300人が集まったが、雨が降り出すと100人以下に減少。しかし、便乗した若者らが加わり、歩道のタイルをはがして投げつけたり、ゴミを燃やしたりした。機動隊が放水車で放水するなどして対抗、午後10時15分ごろに騒ぎは収束した。
奈良県内で出土した人物埴輪などを展示している県立橿原考古学研究所付属博物館(橿原市畝傍町)の春季特別展「はにわ人と動物たち」(6月15日まで)にちなんで、スタッフがデザインしたマスコットキャラクター「イワミン」が、来館者の人気を集めている。キャラクターグッズの売れ行きも好調で、「(平城遷都1300年記念祭のマスコットキャラクターの)せんとくんよりずっとかわいい」との声も。温かいイメージを持った古代の使者は、せんとくんにとっては強力なライバルになりそう!? イワミンは、三宅町の石見遺跡で出土した、いすに座る男子像埴輪がモデル。この埴輪は、全身がほぼ製造当時の状態で残っており、りりしい目や豪華ないすが、王者の風格を表現している。 同博物館の松田真一館長が「子供たちにも親しみやすいように」と埴輪のマスコット化を発案し、古代人の生活をイラストで再現している同研究所補助員の佐々木玉季さんに製作を依頼
3D仮想空間「meet−me」内の仮想都市「TOYOTA METAPOLIS」で行われた、新型「アルファード」と新型車「ヴェルファイア」の発表会 トヨタ自動車は12日、インターネット上の3D仮想空間「meet−me」内に開設した仮想都市「TOYOTA METAPOLIS(トヨタメタポリス)」のβ版オープンを記念して、新型「アルファード」と新型車「ヴェルファイア」の発表会をメタポリス内イベントホールで開催した。■動画はこちら MSNビデオ 発表会には、豊田章男副社長と開発担当者がそれぞれアバター(分身となるキャラクター)となって登場。飛行機のファーストクラスのシートを参考にしたという「エグゼクティブパワーシート」や車内に配置した合計18個のスピーカーによる「トヨタプレミアムサウンドシステム」などの特徴をリアルなCGを交え紹介した。途中からは、東京にいる女優の釈由美子さん(29)もアバターで参
警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」を無断で使用したTシャツを販売したとして、警視庁新宿署は商標法違反の疑いで、千葉県松戸市の会社員の男(28)ら男3人を書類送検した。 調べによると3人は昨年11月26日午後7時ごろ、新宿区西新宿の新宿中央公園前路上に止めた乗用車内に、シルエットになったピーポ君が銃で撃たれる図案のTシャツ15着を販売目的で所持していた疑い。 3人はアルバイト先で知り合った仲間で、平成18年ごろからTシャツを作成。1着3150円で、大学構内などで販売していた。 3人は「革製品のブランドを立ち上げるのが夢で、資金作りのつもりだった」と容疑を認めている。ピーポくんを選んだ理由については、「ミュージシャンのボブ・マーリィの曲で、『保安官を撃つ』という曲があり、それをピーポくんに見立てて図案化した」などと供述している。
長い歴史を誇る文芸誌、早稲田文学が復刊する。坪内逍遥が創刊し、休止や復刊を繰り返してきた。第10次復刊号は、篠山紀信が芥川賞作家、川上未映子を撮ったグラビアや、川上の新作「戦争花嫁」、早稲田文学新人賞の発表、今年2月に死去したアラン・ロブ=グリエの追悼特集と盛りだくさん。校了の日、新しい“文学”が生まれる編集室を訪ねた。(酒井潤) 東京メトロ・早稲田駅から歩いて数分。古びたビルの1階に編集室はある。ピンクをあしらった内装、腰より低い手洗い場…。そこは元幼稚園。園児サイズの小さな便器に、訪れた作家らがサインを残す。 集まった“園児”は約15人。アルバイトの学生スタッフ、そしてボランティアのOB、OG、出版社からの応援団だ。この春、出版社を辞めて、早稲田文学に入る男性もいれば、翌日に就職試験を控えた学生も。あるOGは「ワセブンのバイトは働けば働くほど時給が下がった」と笑う。浮世離れ、といえばそ
東京裁判パル判決に対する誤解 ≪70年前の事件が熱い≫ 東京オリンピックの頃にその50年前の話を政治問題にする人はいなかったであろう。オリンピックは1964年、その50年前といえば、1914年、つまり第一次世界大戦の勃発(ぼっぱつ)した年である。そんな頃の話は完全に歴史家の分野であった。 しかし去年は南京陥落から70年もたっていたのに、中国系の資金が動いたらしく、10本ものインチキ南京大虐殺映画がアメリカやカナダで作られ、また南京では大虐殺の記念館が数十億円を費やして大拡張された。70年前の事件が−それが虚構であることが完全に証明されているのに−まだポッポと燃えている熱い時事問題なのであり、未来問題でもあろうとしているのである。 昭和12年の夏、上海あたりにいたのは日本陸軍ではなく、日本人居留民保護のための陸戦隊が3000人程度いただけだった。日本の陸戦隊というのはアメリカの海兵隊とは違っ
DNAの二重らせん構造を発見し、1962年のノーベル医学・生理学賞を共同受賞した米コールド・スプリング・ハーバー研究所会長のジェームズ・ワトソン博士(79)が「黒人は知能で白人に劣る」と発言し、新著宣伝のため訪問していた英国内で波紋を広げている。 政治、宗教、人種問題をめぐる歯にきぬ着せぬ発言で知られる同博士は、14日付の英日曜紙サンデー・タイムズのインタビューで「アフリカの人々(黒人)の知能はわれわれと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではないことを示している」と発言。「今後10年内に遺伝子が人間の知能に差をもたらしていることが発見されるだろう」などと語った。 19日に同博士の講演を予定していたロンドンの科学博物館は17日、「博士の発言は科学的論争の限界を超えている」として講演会の中止を決定した。(ロンドン 木村正人)
米政府監査院(GAO)は10日、「ブートキャンプ」と呼ばれる米軍の新兵訓練を取り入れた民間団体主催の合宿に参加した未成年者の死亡事故が続発しているとする報告書を発表した。 報告書によると、ブートキャンプや過酷な自然条件下で行われるキャンプに参加した10代の男女が虐待された事例が2005年の1年間で全米で1619件あった。また1990年以降、参加者10人が死亡していたことも分かった。 2004年11月にミズーリ州で行われたキャンプに参加した15歳の少年が、毒グモに刺されて死亡した事例について、GAOは「適切な治療が行われなかった」と指摘。01年にアリゾナ州で行われたキャンプに参加して死亡した14歳の少年は、朝食にリンゴ1個、昼食にニンジン1本、夕食に豆1皿しか与えられていなかったという。 GAOはスタッフの訓練不足や不適切な食事、装備の不足など、キャンプの運営方法に問題が多いと指摘している。
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