東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で4月13日、収容されていた難民申請中のインド人男性(30代)が自殺した。亡くなる前日、男性の仮放免申請が不許可となっており、長期拘束を悲観したとみられている。 不法滞在などの疑いを持たれた外国人は、入管の施設に収容され、審査を受ける。強制送還が決まれば、その日まで施設で待機。しかし、外部との接触が制限されるなど、長らく人権上の問題が指摘されてきた。 入管施設での死亡事案はどのくらいあるのか。弁護士ドットコムニュースの取材に対し、法務省入国管理局は、2007年以降だけで今回も含め13件になると回答した(記事末にリスト)。うち自殺は5件。 入管をめぐっては4月22日にも、収容者に対する人権侵害行為が報道された。共同通信によると、東京入国管理局が2017年6月、虫垂炎の手術をしたばかりのトルコ人男性収容者(29)について、患部の痛みを訴えているのに、約1か