「被写界深度とは?」 被写界深度とはカメラで被写体にピントを合わせたときに、 被写体前後の範囲の中でピントが合っている幅のことを言います。 被写体にピントを合わせると、その前後に”ある程度”ピントの合った範囲が存在します。 この範囲のことを被写界深度と言います。このピントが合う範囲が広い状態を 「被写界深度が深い」(パンフォーカス)、狭い状態を「被写界深度が浅い」と言います。 この被写界深度をコントロールすることが写真表現の本質です。 ポートレート(人物)撮影は深度が浅く背景がボケた写真が良く撮られます。 一方で風景写真は深度が深くキリっとピントが合った写真表現がよく見られます。 「被写界深度をコントロールする」 深度は次の3つで変わります。 ・レンズの明るさ(F値が小さい程浅くなる) ・被写体までの距離 ・レンズの焦点距離 深度を浅くして背景をボカすには、 ・絞りを開いて(F値を小さくす