モノとモノや、機械と機械がつながって「情報」を生み出すIoT(Internet of Things)と、大量のデータを自動で解析し、学習して効率化を進めるAI( Artificial Intelligence)。最新の技術の組み合わせで、モノづくりの条件を劇的に買えてしまいかねない動きが出てきている。 それが実際の製造機械と、ITを組み合わせた大規模な工場の自動化だ。ITを駆使した製造現場の徹底的な効率化は、「インダストリー4.0」(製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクトであり、第四次産業革命とも言われる)の中核をも占めているといえ、さらに、こうした取り組みは国境を超えて、プレーヤーが連携を進めている。今回は日系製造大手と米大手との提携をはじめに、そうした取り組みの妙を探る。 GE&日立から拡大するIoTの生態系 IoTによる製造業の変革に取組む企業の代表格が、米ゼネラル・エレクトリック