コンピュータを用いて設計するツールCADができてから、建築・土木・機械分野の設計は各段に効率が上がっていった。 特に有名な、CADソフトウェアAutoCADは、1982年に登場し、今日にいたるまで汎用CADとして多く利用されている。 だがその前の時代、エンジニアたちは、製図台を使い、定規などの様々な製図道具を使いながら紙に直接描いていたのだ。 これらの写真は当時のエンジニアたちがドラフターに向かって製図している姿である。
![コンピューターで設計するツール「CAD」ができる前、製図台で図面を描いていたエンジニアたち : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cd3533202f685eae095c0712498d77dcaabd209d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2F3%2F6%2F363d2e17.jpg)
「 大手メーカーなどから部品加工の外注を受けた協力企業は,その部品が実際にどう使われるのか分からないことがほとんど。図面にあいまいな部分があっても,なるべく精度を高く出しながら加工してしまう」。こう語るのは,多くの中小加工業者の実情をよく知る,海上技術安全研究所環境エンジン開発プロジェクトチーム/機関システム開発研究グループグループ長の平田宏一氏である。 現在は不適切な公差指示でも,なんとか日本のものづくりは成り立っている。その背景には,度重なる擦り合わせの経験を持ち,優れた技術力・応用力を兼ね備えた生産現場の存在があった。だからこそ,あいまいな図面でも不具合の発生しない部品を造ることができていたのである。 あいまいさが残る寸法公差 しかし今後,グローバルなものづくりを実現していくには,どの国の,どんな経験を持った人が,どのような機械を使って加工しても,最終的に同じ品質の部品が手に入るよう
1 寸法(サイズ)と幾何(カタチ)の違い4thステップでは、設計意図として重要寸法を示唆するための寸法公差の考え方や記入法、また表面粗さの記入テクニックを学んだ。 5thステップでは、さらに設計意図を明確にするためのテクニックである幾何公差について解説する。この幾何公差は、海外で部品を製作するうえで必要不可欠なものであり、図面を描く設計者以外に、加工や部品検査の担当者までが理解しなければいけない内容である。 第1回は、寸法公差と幾何公差の違いについて説明する。幾何公差を理解するうえで、寸法公差と幾何公差の違いを知っておかないと、解釈に混乱を生じるからである。 寸法の概念JISによると、「寸法とは決められた方向での対象部分の長さ、距離、位置、角度、大きさを表す量」と定義される。 また、寸法公差のうち、「長さ寸法公差は、形体の実寸法(2点測定による)だけを規制し、その形状偏差(例えば、円筒形体
「機械設計の業界では図面を軽視しているのか?」 こんな質問をされたとき、あなたはどう答える? 「機械製図は機械設計者にとっては大切な仕事、設計の命。命を軽視するのか!?」といいたくなる方もいるだろうか。あるいは、「そういうわけじゃないけど、できない事情も分かってくれ!」という方もいるだろうか。 今回、『技術の森』の中から紹介するのは、自社の製図スキルの低さに対して非常に憤慨しているという投稿。「A5052」などごく基本的な材料記号が指定できない、一定の機能が要求される個所で公差を指定しない、基準なんてお構いなしで寸法を引いてしまう……。投稿者の職場は、そんな状況だという。 「機械設計の業界では図面を軽視しているのか? 当社と比較してください。」 小さな会社で産業機械の設計をしています。 機械設計では図面を軽視しているのでしょうか? 機械に関しては当社の図面しか見たことがないので、他社と比較
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