5.2010年に改正されたJIS製図のポイント機械製図において、ISO規格とJIS規格を整合させるために、2000年前後にJIS製図が改正された。主な改正として、「ねじの表記」や「表面性状記号」、「幾何公差の表記」などである。そして2010年に、「寸法補助記号の追加」や「溶接の指示方法」などが改正された。最新規格である2010年改正JIS製図の中から主なものを抜粋し、以下に新旧の違いを比較し説明する。 2010年に改正された記号・表記(抜粋)【えんこ】円弧の長さを表現する寸法補助記号は以前から存在していたが、記号のレイアウトが変更された。従来は、寸法数値の上にかぶせるように円弧の記号を配置していたものが、他の寸法補助記号と同じように寸法数値の前に配置するように変更された(図1)。