経済産業省は2018年4月20日、理工系人材の需給状況について、企業、社会人を対象に実施したアンケート調査結果の概要を発表した。産業界が求める人材と大学から輩出される人材の需給ギャップ解消を図る目的で実施された調査で、社会人を対象とするアンケート(回答約3000サンプル)と、企業を対象とするアンケート(全業種の1万社対象、回答数1702件)によるものだ。 社会人アンケートの調査概要によると、「現在の業務で必要とする分野と大学で学んだ分野」を尋ねたところ、技術系職種では、機械工学(設計、エンジン、材料、流体等)、ハード・ソフト(OS、アプリ)/プログラム系、通信/ネットワーク/セキュリティ系、データベース/検索系の各分野で、業務で必要だとする割合が大学で学んだとする割合を大きく上回っており、企業のニーズが高いことがわかった。一方、非技術系職種では、機械工学、ハード・ソフトに加え、経営/生産/