はじめに 中心極限定理 標本数 なぜに標本数を必要とするか 標本平均 標本平均の分布の極限 中心極限定理の誤用 データで見る標本平均の分布 ある標本の分布(データの分布) とある標本の代表値:標本平均 1000人の研究者に協力してもらう 本当の中心極限定理 補足 最後に はじめに 中心極限定理と呼ばれるガウス分布にまつわる恐ろしく強力な定理に関して、勘違いが出てくることが多いようなので、勘違いが出る理由と実例について簡単に見ます。 中心極限定理 中心極限定理とはコトバに「極限」が含まれている通り、何かを無限大に飛ばしたときに何かが(非自明な)極限値を持つことを述べた定理です。 標本数 ここで重要なコトバとして「標本数」というのを見ておきましょう。 不慣れな場合だと、標本とかサンプルと言ったとき、何か1つのデータのように思ってしまうのではないでしょうか。統計学のコトバとして使わない限りは、例