日頃の成果を試すべき試験で、不正行為がもってのほかであるのは当たり前の話。しかし、大教室で数百人もの学生が一斉に試験を受けるような大学では、厳しい取り締まりが難しいこともあるかもしれない。先日、米国の大学で行われた中間試験で、高い得点を取る学生が多いことに気が付いた教授が、不正行為をした学生に「自首をすれば大学側へ申告しない」と説得。すると試験を受けた約600人のうち、200人もの学生が「カンニングをした」と告白した。もちろん悪いのは学生のほうだが、一方で学生の一部からは「カンニングできる試験を作った教授が悪い」との声も上がっているそうだ。 問題が起きたのは、フロリダ州のセントラルフロリダ大学で経営学を教える、リチャード・クイン教授の講義クラス。米地方紙オーランド・センチネルによると、クイン教授は中間試験で学生たちの得点の高さに気付いたほか、回答のコピーでカンニングをして乗り切ったと自慢し
![カンニングの自首説得に200人、「そんな試験作ったのが悪い」逆ギレも。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dd382302bc3611c17681d96814752652d4d92073/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.narinari.com%2Fsite_img%2Fphoto%2F2010-11-28-094901.jpg)