――最近、ロジカル系の本は巷(ちまた)に溢れているのですが、『超MBA』の「超」という字にはどういう意味を込めているんですか? 津田 もともと、僕はMBAというものに対して否定的で(笑)、“MBA So What?”というところがありました。 ――MBAなんて、意味ないじゃないと? 津田 ええ。つまりどういうことかというと、MBAというのはしょせん2年間ですよね。たった2年で知識を与えられても、その後、役に立つのかというと別問題でしょう。やっぱり考えないと意味がない、ここが強調したかったところなんです。 ――なるほど。たしかにそうですよね。 津田 そういう意味では、「アンチMBA」でいいんじゃないかという話もありましたが、やはりそこはマーケティング的にMBAというキーワードを入れた方がいいんじゃないかということで、「アンチ」じゃなくて「超」となったんです。 ――反MBAではなく、MBAを超