静岡県が緊急実施した生茶葉と飲用茶の放射能調査で、県内全18地点で国の暫定規制値を下回ったことを受け、川勝平太知事は18日、県庁で生産者らと県産新茶を飲んで「安全宣言」を出した。 一方、厚生労働省が求めている「荒茶」の放射能調査については、「消費者を混乱させる」として、実施しない方針を明らかにした。 川勝知事はこの日、県内14産地の茶娘らが新茶を振る舞う県のイベントで、「本県の誇る新茶をみんなで味わって、新緑の季節を祝おう。おいしいお茶を、広く日本の皆さんに味わっていただきたい」と安全性をアピール。JA静岡経済連の田中鉄男会長は「検査で県産茶は安全だと確認された。静岡のお茶を全国の皆さんに安心して飲んで頂きたい」と話した。 厚労省は生茶葉を蒸して乾燥させた「荒茶」についても、静岡県を含む14都県に放射能調査を実施するよう要請しているが、岩瀬洋一郎副知事が17日に厚労省と農林水産省を訪れ、調