編集元：漫画サロン板より「ＳＦ漫画史上最高の作品」 1 マロン名無しさん :2008/12/30(火) 02:13:55 ID:???

自分の眠るであろう場所について 私の一族において、墓のある土地は"眠る"地であり、もはや生きる地ではない。眠る地であるのもいつまでのことであるか甚だ心もとない。 一族の記憶、生き方の型、すなわち伝統は、先祖が生きたように子孫も生きることで生活が再生される輪の中で継承されるのであって、それは言語化されるものとしてではなく、「そうするのが当たり前」であって「気づきもしなかった」という身体感覚として引き継がれるものではないだろうか。 もし、それを語ろうとするならば万言をもってしてもおよそ足りないことなど言うまでもないことだろう。 だから、したり顔の文化人達の「日本人の伝統」キャンペーンがいくら繰り広げられようとも、そこで語られる"伝統"は根っ子を持たない具体性のないフェイクであることなど、なにより、それが"語られる"という事実において、そして、彼らの生き方の一分一秒が父祖の生活とおよそかけ離れて