マクロな視点から人類の歴史を叙述した世界的ベストセラー『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』。その著者でイスラエルのヘブライ大学教授ユヴァル・ノア・ハラリが、仏「ル・ポワン」誌のインタビューに答え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が社会にもたらす変革について分析した。 ──14世紀半ば、こんにち「最初のグローバル化」と呼ばれる時代に、シルクロードを旅する商人たちが中国からもたらした腺ペストは、最初イタリアとフランスを襲い、続いてイギリスに到達して、全ヨーロッパに広がりました。 ヨーロッパの人口の半分がその過程で死亡していますが、感染症の深刻な流行がもたらした予想外の結果として、社会が激変し、ルネサンスが起こりました。 また、特に西ヨーロッパでは、ペストによる労働力不足が最初の固定給制度や社会権の出現を準備し、封建秩序に終止符を打ちました。 死亡率は別として、この状況は現在と似てい
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