世界一の酒豪と聞けば、体躯の良い人物。動物界なら、巨漢のゾウとかサイが思い浮かぶが、実際はそうではない。ゾウは体は大きくても、アルコール代謝の遺伝子を欠いているから酒に弱い。人間はというと、発酵した果物を地面から拾って進化してきた先祖のおかげで、他の生き物に比べるとアルコール耐性はそれなりに強い。本当のチャンピオンは、あなたが予想するよりも貧弱で可愛らしい生き物だ。 日本が世界に誇る「ハムスター」 先日投稿された英国の医師トム・ロートン氏のツイッターによると、動物界で最も酒に強いのはハムスター。その強さは別格だ。「ハムスターはアルコールが大好きで、水よりもエタノール(アルコール濃度15%)を飲むことを好む。相対的に人間が死に至るような量にも耐えることができる」という。 ロートン氏の投稿は、アラスカ大学アンカレッジの心理学者、グウェン・ルプファーが行った研究を参考にしている。それによると、ハ
動物が登場する番組はテレビでもYouTubeでも鉄板の一大ジャンルだが、その元祖と言えば“ムツゴロウ”こと畑正憲さん(86)だろう。 【写真】この記事の写真を見る(78枚) ライオンの頭を無防備になで、ワニの口に笑顔で頭を入れる。ライオンに右手の中指を食べられてもまったく懲りる気配すらない。“動物愛”という枠を大きくはみ出した畑さんの生き方は日本中を魅了した。1980年に始まった「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」はあっという間に人気番組になり、平均視聴率は20%に迫った。 しかしTVシリーズは2001年に終了し、2000年代後半には北海道の中標津から東京のあきる野市に移転した「ムツゴロウ動物王国」も閉園。3億円とも言われる巨大な借金を抱えたが、それもあふれるバイタリティで完済し、現在は40年前に移り住んだ北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで生活している。 トレードマークの黒ブチ眼
ヨーロッパコウイカは、いつ、どこでどのような餌を手に入れたかの詳細を記憶し、獲物の状況の変化に応じて自分のやり方を変える能力があることが、いくつかの研究でわかっている。 先週末の夕食に何を食べたか、あなたは覚えているだろうか。そうした「出来事」に関する記憶は「エピソード記憶」と呼ばれる。そして特定の出来事があった時間や場所を正しく思い出せる能力は、一般に年齢とともに衰えていく。 生物の記憶は、RNAを移植すれば「移し替え」できる──アメフラシを用いた実験で明らかに 実は人間だけでなく、イカの一種であるヨーロッパコウイカも、ある種のエピソード記憶の能力をもつようである。しかも、その記憶力は人間とは異なり年をとっても低下しないとする論文が、学術誌『Proceedings of the Royal Society B』のオンライン版に2021年8月21日付で発表された。 「ヨーロッパコウイカは、
エジプトの科学者チームは、足が4本ある新種のクジラの化石を発見したと発表した。この研究内容は25日、英王立協会紀要に掲載された。 25日の発表によると、この化石は約4300万年前に生息していた水陸両生のクジラ「フィオミケトゥス・アヌビス」のもので、エジプトの西方砂漠で見つかった。 頭蓋骨が、ジャッカルの頭を持つ古代エジプトの死者の神「アヌビス」に似ていることから、この名がつけられた。 現代のクジラの祖先は、約1000万年前に陸上で生活していたシカに似た哺乳類から進化した。 フィオミケトゥス・アヌビスは体重が推定約600キロ、体長は約3メートルで、獲物を捕らえるための強力なあごを持ち、水陸の両方で生活していたとされる。 マンスーラ大学の科学者が、今回エジプトのファイユーム窪地で見つかった部分骨格を分析した。この地域は現在は砂漠になっているが、かつては海に覆われていたため多くの化石がそこに存在
縦に割られたマンモスの牙(手前)。米アラスカ大学フェアバンクス校のアラスカ安定同位体分析施設にて。後ろでは研究員のカレン・スパレータ氏が分析の準備をしている。(JR ANCHETA UNIVERSITY OF ALASKA FAIRBANKS) マンモスの牙には、旅や食事、死の様子まで、その生涯の物語が刻まれている。牙は歯茎の下から生え、生涯にわたって伸び続ける。「牙の先端は若いときに、根元は晩年に形成されたものです。その間のすべての部分がマンモスの一生の記録です」と米アラスカ大学フェアバンクス校の生態学者マシュー・ウラー氏は話す。 【図解】こまでわかったケナガマンモス「キック」の一生 とはいえ、実際に牙を調べて生涯の物語を解釈するのは非常に難しいのだが、ウラー氏が率いる研究グループは今回、それをやってのけた。氏らが8月13日付けで学術誌「サイエンス」に発表した論文では、約1万7000年前
ネコの大好きな物といえばマタタビですが…見ると大喜びするのには、意外な理由がありました。 ネコがマタタビを見つけると、顔をこすりつけたり寝転がったり。「ネコにマタタビ」という諺の通り、マタタビにイチコロなニャンコ。実はこれ、ネコがあるモノから身を守るための行動だったのです。 名古屋大学大学院の西川教授: 「ただ単に喜んでいるわけではなくて、害虫から守るための防御反応としてマタタビを好んでいる」 この結果を明らかにしたのは、名古屋大学などの研究チーム。 ネコが額をスリスリするマタタビには「ネぺタラクトール」という物質が含まれています。実験では2匹のネコを用意し、片方のネコに「ネぺタラクトール」を塗りつけます。そこへ蚊を放つと「ネぺタラクトール」を塗った猫は、塗らなかった猫に比べ刺されにくいことが確認されました。 マタタビに含まれる「ネぺタラクトール」に、蚊などの害虫を寄せ付けない効果があるこ
猫がすることに飼い主は喜んだり、驚いたり。だけど我々の行動には猫なりの理由があり、なかには飼い主の思い込みも実はあるんです。内緒にしておきたい、でも知ると奥深い猫の本音を、動物学者の今泉忠明先生が解説。 凹んでいると寄り添ってくれたり泣いていると舐めてくれたり。猫って人間の気持ちがわかってるの? いつもと違う様子を感じて調べているだけなんです。 猫は自分の縄張りで起きていることの変化に敏感な動物。飼い主が落ち込んでいるなど、いつもと様子が違うと気になるんです。飼い猫が涙を舐めてくれるというのも、水道から落ちる水が大好きな猫にとっては、「あ、こんなところから水が!」てなもので。猫が慰めてくれていると思うのは、それはそれで幸せだけど…実はただ、調べに来ているだけなんですね。ごめんなさい、身も蓋もないこと言っちゃって(笑)。猫は悲しい気持ちを多少は持っていると思いますが、もともと単独生活者。森の
<ネコだってイヌや人間の子供と同じくらい人との間に強い絆を育む場合があるとの研究が> イヌに比べてネコは気難しく、飼い主のことに興味がない──ぺット好きの間ではそれが「定説」のようになっている。 しかし、最新の研究によると、この常識は間違いらしい。ネコもイヌ(や人間の子供)と同じように人と絆を育み、その人がそばにいると安心するようだ。 カレント・バイオロジー誌に最近掲載された論文によれば、オレゴン州立大学の研究チームは、ネコと飼い主の協力を得ていくつかの実験を行った。実験には、生後3~8カ月の子ネコ70匹と1歳過ぎのネコ38匹が参加した。 ネコたちは飼い主と一緒に初めての部屋に入れられて、まずそこで2分間過ごした。続いて飼い主が退出して2分間過ごし、その後で再び飼い主と一緒に2分間過ごした。 研究者たちはこの間のネコたちの反応を調べて、飼い主との絆の強弱を判定した。具体的には、飼い主と引き
猫って寝ている姿がとってもかわいいですよね♪ 愛猫の寝姿を見ながら、「いまどんな夢を見ているのかな?」と想像する飼い主さんもいるのではないでしょうか。今回は、飼い主さんが疑問に思いがちな猫の「睡眠にまつわる疑問」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみたので紹介します! ーー猫は1日どれくらい活動し、どれくらい眠るのでしょうか? ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師): 「猫は夕暮れ時と朝焼けのころに最も活動的になる動物です。1日に合計1~2時間ほど活動し、日中のほうが夜間よりは活動的といわれています。1日の猫の生活を見ると、6割ほどを睡眠もしくは休息に使っており、それ以外ではハンティングやグルーミング、食事、移動などの行動に使います」 ーー猫は寝ていたり休んでいる時間のほうが長いんですね!
1匹の猫のあごの下を、やさしく愛情を込めてなで、同じ手でもう1匹の猫のあごの下をなでる。これを繰り返しましょう。 「こうすることで、お互いのフェロモンが混ざり合います。そして最終的には、(あごをなでるという行為を通して)お互いのことをフェロモンを共有する仲間だと認識するようになるのです」と、cputnikさんは説明しています。 ほかのRedditorも、この方法は猫同士を受け入れさせる効果的な方法だと認めています。 また、猫をほかの動物と仲良くさせるのにも効果的なケースがあるとのことです。 Redditorのdcoredoneさんは、新しく飼いはじめた子猫が2匹の犬になかなか馴染めない時に、次の方法でお互いを仲良くさせたと言っています。 「まず、子猫をバスルームに入らせます。その後、犬を1匹ずつバスルームに入れて、その時に同じ手で子猫と犬をなでたのです。今では、みんな同じクッションの上で体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く