キャブレターは外部環境の影響を受けやすく、寒い冬場は薄くなる傾向にあるためチョークを引いて燃料を濃くすることでエンジンが始動しやすくなる。シガーソケットの右横のスイッチがチョークだ ■キンコン(速度警告音装置) 今ではほとんど見ることがなくなった装備のひとつが速度警告音装置、通称「キンコン」だ。これは普通車で100km/h以上、軽自動車で80km/h以上の速度になると「キンコン、 キンコン 」と車内に警告音を発生させるというもの。 1974年以降、1986年に撤廃されるまで車両の保安基準として装着が義務付けられていた。もともと は当時の車両の高速走行性能が成熟していなかったことや、警察による速度取り締まりの関係で義務付けられていたと考えられている。 後の法規制廃止の詳細は明らかにされていないが、海外自動車メーカーから日本独自の保安基準であり、非関税障壁になっているとの反発を受けたことが大き