試写でセリーヌ・シアマ監督『燃ゆる女の肖像』を見た。 www.youtube.com 舞台は18世紀のフランスで、語り手である女性画家マリアンヌ(ノエミ・メルラン)の回想という枠に入っている。マリアンヌはとある孤島に呼ばれ、屋敷の令嬢エロイーズ(アデル・エネル)のお見合い用の肖像画を描くことになる。ところがエロイーズは頑なに結婚を拒んでいて肖像画を描かれることを拒否しており、さらにエロイーズの姉は結婚を拒否して自殺したらしいので、エロイーズの母(ヴァレリア・ゴリノ)は警戒してマリアンヌを画家ではなく散歩の付き添いだということにし、エロイーズの顔を覚えさせてこっそり絵を描かせようとする。エロイーズとマリアンヌは次第に親しくなり、さらに女中のソフィ(ルアナ・バイラミ)とも仲良くなるが… ものすごくロマンティックな正統派の恋愛映画である。マリアンヌとエロイーズが親しくなっていく様子が丁寧にゆっく