地方議会のやじが国政を巻き込むこととなった。東京都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏都議(35)が晩産化の支援策を求める質問中、「早く結婚すればいいんじゃないか」などのセクハラやじを受けた問題で20日、同党の浅尾慶一郎代表が党として発言者特定の声紋分析と、議員辞職を要求する方針を表明した。 同日午前、塩村都議は地方自治法133条に基づき、都議会議長宛てに処分要求書を提出。しかし、議長側は発言者が特定されていないとして受理せず、確認した上で同日中に再提出するよう求めた。都議会の会議規則で、懲罰事犯があった日から3日以内に提出しなければならない。このため、党として発言者を割り出す方針になった。 塩村都議は「議会に助けを求めたのに残念な気持ち」と不受理に肩を落とす一方で、自民党会派に発言者がいることを明言。「この人だというのは2、3人分かっている」と述べた。塩村都議がやじを聞いた周辺に座って