米株価が堅調に上昇を続けている。こうした環境のなか、世界的な伝説の投資家である「投資の神様」のウォーレン・バフェット氏(87)、「イングランド銀行(英国中央銀行)を破綻させた男」のジョージ・ソロス氏(87)、「歴史的大局観のグローバル・マクロ投資法」のジム・ロジャーズ氏(75)はどのような相場観を持って投資をしているのか。 夏以降の発言や投資傾向などから彼らの現在の経済に対する大局的な見解を明らかにし、そこから導き出される国別、セクター別、銘柄別の投資方針を分析する。その上で、一流の投資家に学ぶ2018年の投資方針を予想してみよう。 柔軟なバフェット、失敗に学んだソロス、多様化のロジャーズ まず米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる「オマハの賢人」ことバフェット氏は、引き続き米経済に全幅の信頼を寄せている。事実、米経済は7月から9月期に速報値で3%台の成長を記録するなど堅調で、バ