いま、電気やガス料金の値上げが、暮らしを直撃しています。ロシアのウクライナ侵攻などの影響で、原料として輸入される原油や天然ガスの価格が高騰しているからです。こうしたなか、千葉県では地元で採取された天然ガスが、家庭で使われています。地下には、天然ガスが地下水に溶け込んだ「南関東ガス田」があり、主に茂原市など九十九里浜に近い地域で採取されています。価格変動がなく、家計に優しい「地産地消」のエネルギーとして、注目される千葉県の天然ガス。取材すると、さまざまな可能性や課題が見えてきました。 (千葉放送局 記者 大岡靖幸) ガス価格 ウクライナ侵攻などで高騰も 千葉では変わらず 千葉県茂原市のガスを利用する家庭に取材に訪れました。お湯を沸かしているガスレンジの「都市ガス」には、地元で採取された「天然ガス」が使われています。男性は、ガスの価格、供給ともに安定しているとして、満足そうでした。 茂原市のガ