渋滞は、でもやっぱり巻き込まれたくはないね。 渋滞学 (新潮選書) 作者: 西成活裕出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 100回この商品を含むブログ (147件) を見る 渋滞と言うとふつう車のそれを指すけれど、世の中にはいろいろな「渋滞」がある。大勢の人が一時に同じサイトにアクセスしたりケータイで電話をするとパケットや電波が輻輳、つまり「渋滞」してとても繋がりにくくなる。心不全によって心臓の動きが悪くなると血液がうまく流れず「渋滞」を起こして、放っておくと鬱血してしまうし、血管内部にコレステロールが溜まって径が細くなると酸素を運ぶ赤血球が通りづらくなり「渋滞」が起こる。死蔵と言えるような貯金はマネーフロー的には「渋滞」。頭や心も「渋滞」と呼べる状態があるかもしれない。 渋滞という現象はいわゆる「複雑系」である。複雑系は、様々