武村正義元官房長官(81)が6日、TBS系「時事放談」(前6時)に出演。東京五輪・パラリンピックの組織委員会会長の森喜朗元首相(78)に対し、五輪のエンブレム白紙撤回問題の責任をとって「組織委員会会長を辞めるべきだ」と語った。 武村氏は「今回のエンブレムは、まさに森会長の組織委員会そのものの責任。言われる前に責任を取るべき」と追求。同席した元伊藤忠商事社長で元中国大使の丹羽宇一郎氏(76)も「会社ならクビだ」と指摘し、責任者を明確にして辞任すべきだと厳しく批判した。 森氏に関しては、五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の総工費膨張問題でも、全面見直しに向けた「最大の障壁だった」(自民党幹部)。自身が関与してきたラグビーW杯日本大会も運営や事務手続き上の不手際から、南アフリカなどから返上論が出ている。「新国立とエンブレム問題のダブルパンチ。組織の一新が必要だ」との声が強まっ