どんな人材も「1時間あたりで生み出せる価値」が決まっています。この価値を数字で表すのは難しいですが、イベントチケット検索サイト「SeatGeek」の創設者Jack Groetzinger氏は、「だいたいの値を把握しているだけで、良い判断をするための材料となる」と言います。今回はJack Groetzinger氏から、日々の判断に磨きがかかる「時間の価値を知ること」について学びます。 「1時間あたりの価値を知ることで良い判断ができる理由」について、ビジネスの例を使って説明してみましょう。わがSeatGeek社にBobという架空のセールスマンがいたとします。彼は勤務1時間あたり150ドルの価値を生み出しているので、もし彼が風邪をひいて1日仕事を休めば、会社は約1500ドルを失うことになります。 風邪が治ったあと、Bobは会議のためにニューヨーク出張があるとします。そこまで行くのに2ドルの地下鉄