政府は天皇陛下の退位の日程について、陛下が去年お気持ちを表明された際、「2年後には平成30年を迎えます」と具体的な年をあげられたことを踏まえ、平成30年を一つの目安として慎重に検討してきました。 さらに、宮内庁側は再来年(2019年)の1月7日は昭和天皇の崩御から30年の節目で、これに伴う儀式を陛下に執り行っていただきたいという意向も政府側に伝えていました。 これを受けて政府は、1月7日以降で日程を検討した結果、いずれも再来年で、4月30日に退位、翌5月1日に即位という日程と、3月31日に退位、翌4月1日に即位という日程の2つの案に絞り込みました。 3月31日退位という案は年度がわりで国民にもわかりやすいという点が考慮されました。 ただ例年、3月下旬は国民生活に影響が大きい新年度予算案の国会審議が大詰めを迎える時期で、与野党が激しい論戦を展開していることも予想され、地域によっては4年に1度