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2008年6月4日のブックマーク (2件)

  • 最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」

    もともと、某ゲームのモデルだという噂に惹かれて手を出した「おもいでエマノン」。ストーリーは違えども、生命誕生から現在までのすべての記憶を持つ彼女は、わたしの中に永くいつづけてきた。 すんなり伸びた肢体、長い髪、おおきな瞳、そばかす――ちょっとエキセントリックな彼女には、くわえ煙草が似合う。鶴田謙二氏が「SFオールタイムヒロイン」というのもむべなるかな。ちなみに、わたしにとってSFオールタイムヒロインのベスト3はこれ。 エマノン(おもいでエマノン/梶尾真治+鶴田謙二) コーティー・キャス(たったひとつの冴えたやりかた/ティプトリーJr.) 芳山和子(時をかける少女/筒井康隆) 彼女とのわずかなひとときと、その「おもいで」をずっと大切にして生きること。 傷心をかかえた「ぼく」と怖いくらい共鳴しながら読む。物語を消費するのではなく一体化する感覚。思い入れが強すぎて、レビューよりも、思い出話をした

    最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: やりたいようにやればいいじゃん、しゅごキャラが憑いてるよ「楽園への道」

    All kids hold an egg in their soul... Egg of our hearts... Our would-be selves... Yet unseen ... But adult? 「なりたいアタシ」や「ありたいジブン」は、普通、「夢」と呼ばれる。大きくなったら何になりたい? その子にとって大切なタマゴのようなものだ。みごと、そのタマゴを孵化させる人もいれば、割ってしまう人もいる。 だが、それは子どもがオトナになる過程で実現したり失ったりするもの。 では、いいオトナがそうしたタマゴを見出してしまったら、どうなる? 書の2つの人生が、それぞれ答えを示している。ひとりは、ポール・ゴーギャン。高給と子を投げ捨てて、絵を描き始める。もう一人は、その祖母フローラ・トリスタン。貴族生活から脱し、労働者や女性たちの権利確立のために奮闘する。 自分を生贄にして楽園を目

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: やりたいようにやればいいじゃん、しゅごキャラが憑いてるよ「楽園への道」