個人情報という資産 他方、ウェブ上の情報はどんどん無料化し、課金によるビジネスモデルは成り立ちにくくなっている。ほとんどの新聞サイトは無料になり、広告料しか収入源はないが、それも検索広告などとの競争で、黒字を出すのはむずかしい。 こうしたビジネスで注目されているのが、購読を登録するときの個人情報だ。例えば、ダイエット専門のウェブサイトに登録した読者の個人情報をダイエット食品のメーカーに売れば、サイトの収益源になるだろう。しかし現在の法律において個人情報を第三者に提供するには、読者ひとりひとりに同意を得なければならない。 読者の立場から見ると、こういう関連商品の広告が迷惑な場合もあるだろうが、役に立つこともある。アマゾンの「お気に入り」で関連する商品を買うのと同じだ。迷惑な広告を拒否するルールさえ作れば、名前やメールアドレスぐらいの個人情報が流通することは、メリットのほうが大きいだろう。 個
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