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ブックマーク / yomimaru.hatenadiary.org (4)

  • 仮想儀礼 - 読丸電視行

    ♪あたし悲しい人形使い いくら逃げても引き戻されて著:篠田節子 写:Yang Liu/Corbis/amana images 新潮社*1 *2企画屋 矢口の口車に載って公務員を辞め、ゲームブック執筆に没頭した鈴木は、プロダクションの倒産で路頭に迷い、二人で宗教という事業を始めることにするが――コンテンツ事業としての宗教サスペンス。 信徒から金を絞り取るカルトではなく、「継続的な事業」として宗教をとらえることで、お話の内容が良心的になり、鈴木の教祖としてのカリスマ性を向上するところが何とも逆説的。 信徒がどんどん増えていく上巻は、作家が、自分の作品に疑問を抱きつつもファンの支持を獲得して大人気になっていく過程に似た、苦い成功ストーリーになっています。『シークエンス』(みずき健) *3や『ぼくの地球を守って』(日渡早紀) *4のヒットの影響で自殺を指向するようになってしまったファンに苦慮する作

    chikujo-sha
    chikujo-sha 2010/01/13
    『仮想儀礼』著:篠田節子
  • Xトーク - 読丸電視行

    このスピード時代、百物語じゃ多過ぎる著:来楽零 画:緒方剛志 電撃文庫*1怪奇小説を書くのが好きな五人のオフ会で、自己紹介にかえて自分が紡いだ物語を披露する面々だが、書の目次は何故か四章仕立てで――此界と異界が交錯する怪奇短編連作集。 大昔に副読か何かで読んだっきりのドイツ民話集では、『マクベス』(シェークスピア) *2の「バーナムの森が動かないかぎり安泰だ」のように、来はありえない状況が発生してしまって悲劇が成就してしまう話の連作になっていた、という記憶があります。ありえない状況を掲げて神を試すと、その冒涜に神が怒ってその状況を生じさせてしまう、という展開。 その観点からすると、作は、「神への冒涜」連作ではなくて、「好奇心はをも殺す」連作の感じです。 気にしてはいけないと言われるとますます気になる、という状況で、事態の原因を綺麗に解明すればSFになり、解明できないまま悲劇が訪れ

  • 読丸電視行

    読丸電視行
    chikujo-sha
    chikujo-sha 2007/04/08
    面白そう。読みたい。
  • 天国の対価 おもひでや - 読丸電視行

    著:宝珠なつめ 画:相沢美良 中央公論社C☆NOVELSファンタジア*1思い出を買いたいと強く願って「おもひでや」を訪れる依頼人の前にあらわれるのは、手袋をした気障な男テン、女装趣味の美少年クレオ、そして、人形のような美少女サナギ――思い出を求める心の奥底を覗くファンタジック・ストーリー連作短篇集。 店主テンの姿にどことなく観用少女(川原由美子) *2 *3の感じがありますが、料金的には作の方がずっと良心的。サナギが気に入らないと仕事をしない(らしい)点は似ているかも。 6話の中では、別れを告げてきた男に、楽しかった頃の二人の思い出をプレゼントしたいと願う女の話「アブラカダブラ」が一番気に入りました。 今巻はほとんどがちょっといい話系。観用少女にダークな話が欠かせないように、次は思い出を買ったがゆえに後悔する毒のある話やを読んでみたい。 >< *1:ISBN:4125009449 bk1

    天国の対価 おもひでや - 読丸電視行
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