【国道五十八号戦線について】 国道五十八号戦線は魅力的な集団だ。組織として素敵とかいうのではなく、タレントとして、アイドルとして非常に魅力的。個人個人がキャラクターが立っていて、かつその関係性にこそ萌えられるというか。まぁそれはいいとして。 この劇団を語るとき、よく言われるのが「緻密な構成の巧みな脚本」という文句である。しかし、自分はそうは思っていない。そこじゃないと思っている。もちろん「うまいなぁ」と思うときもあるが、前述の通りどんでん返しをやるには情報の出し入れが徹底されていなかったり、SFにしては世界観が突き詰められていなかったりする。 この劇団の、というか友寄総市浪の脚本の最大の魅力は「ロマン」であり、もっと言うと「壮大なロマンを恥ずかしくなるやる」ということなのではないだろうか。 自分はこの劇団の作品(といっても四作品しか見ていないが)の中で一番完成度が高かったと思うのは、200