私の入院ルール…テレビを見ない。 ナンだそんなコトと笑われそうだが、普段は超テレビっ子オバサンで一人の時は観なくてもずっと点けてる。鍵っ子育ちの弊害か。自覚するがゆえ、こんな時くらいテレビから離れよう、その分本を読んで賢くなろう…なんて殊勝な理由だけでなく、バカにならないんじやないかテレビカード代が。 というわけで本。荷物減らして現地調達。外来ロビーと病棟デイルームに小さな本箱がある。選択肢が少ないから自分では選ばない本を手に取ることになるのが魅力。前入院では、松本清張『点と線』『黒革の手帳』、村上作品も読めた。 昨夕外来の本箱を漁った。なぜかほぼ時代小説。子どもの頃父と一緒にテレビ時代劇を散々観た結果、今は中村吉右衛門さん主演『鬼平犯科帳』しか観ないし、小説の時代劇には踏み込めないでいる。 ううむと迷っていたら、後ろから名前を呼ばれた。 会計の女性。その人は前回五年前も前々回十年前も高額