「餓」島と呼ばれ無数の日本兵士が疾病と飢餓に斃(たお)れたガダルカナルが、中国人の中国人による、中国人のための島になりそうな勢いである。 同島にはいま人口7万人の街ホニアラがある。ガ島を含み独立国となったソロモン諸島の首都だ。 地元紙『ソロモン・スター』過去1年余りの見出しを見ると、そのホニアラが「すっかり中国人の街になった」と嘆く記事にぶつかる。 「中国人の店にあるのは期限が切れた商品だけだ」と苦情を言う投書があれば、「地元FM局を中国人が買収」したと伝える報道がある。 「中国人商店主が900万ドル以上脱税」「中国人マットレス製造業者、薬品含む汚水垂れ流しで操業停止へ」「中国漁船6隻、違法な漁労」と、記事は次々見つかる。中国から定期的に売春婦を連れてくる中国人業者がいるらしい。そんなこともわかる。 台湾と外交を維持するソロモン諸島 南洋の小さな国に、中国人たちはその旺盛な商魂で不連続の変
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