中学高校の公式ホームページとは別に、生徒らが独自に情報交換の場として立ち上げた「学校裏サイト」の数は、未集計の九州・沖縄地方を除く39都道府県で少なくとも計約3万8000に上っていることが14日、文部科学省の調査で分かった。 裏サイトの数が明らかになるのは初めて。九州・沖縄地方の8県は今月末をめどに集計を終える予定で、総数はさらに増える見通し。 裏サイトの中には、匿名性を悪用し同級生の実名を挙げた中傷や個人情報の暴露など、いじめや事件の温床になっている例があり、昨年7月には、神戸市の高校の裏サイトに下半身の写真を掲載されるなどのいじめを受けた男子生徒が自殺する事件も起きた。