11月3〜4日にさいたま新都心で「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が盛大に行われました。テレビの向こう側からしか見られない自転車界のスーパースターたちがさいたま新都心に集結し、2日間に渡り、異空間の世界を演出してくれました。ロードレースファンにとって願ってもない最高のイベントです。私は今年もスタッフとして関わることができ、仕事でありながら夢のような時間を過ごしました。 大都会は“自転車の聖地”になり得ない さて、レースが盛り上がる中、11月3日(金)に行われた前夜祭の中で気になる場面がありました。ツール・ド・フランスを運営する母体「A.S.O」(アモリー・スポルト・オルガニザシオン)の会長、マリー・オディールアモリ氏が冒頭挨拶で、懸命にツール・ド・フランス誘致のメリットについて話していたのです。 アモリグループのマリー・オディールアモリ会長 Photo: Naoi HIRASAW