11月2日に開幕した「サイクルモードインターナショナル2019」では、様々な展示やイベントが行われ、賑わいを見せた。Cyclist編集部では2日目、3日目に来場する方に向けてオススメのブースを紹介する。 スマートバイクの台頭 最近ではバーチャル空間でのトレーニング環境が充実してきた関係で、パソコンやタブレット端末などと接続して使うスマートトレーナーが、各社からラインナップされている。加えて海外メーカー各社では新たに、室内専用のトレーニング機器「スマートバイク」をリリース。「サイクルモード2019」においてもWahoo(ワフー)、Stages(ステージズ)、Tacx(タックス)のブースに展示されている。 ワフーのスマートバイク「キッカーバイク」 Photo: Kairi ISHIKAWA ワフーのKICKR BIKE(キッカーバイク)は世界最大の見本市「ユーロバイク2019」で初公開されたも
岡山県内のサイクリングの魅力を発信するプロジェクト「ハレいろ・サイクリング OKAYAMA」が、公式サイトでルート紹介動画を追加し、県が推奨する8ルート全ての動画が完成した。公式サイト上ではコンセプトムービー、著名人によるサイクリング体験リポートなど、岡山のサイクリングを多面的に紹介している。 晴れの日が多いことで知られる岡山県。「ハレいろ・サイクリング OKAYAMA」では、瀬戸内海や吉備高原、中国山地が織りなす壮大な景観をはじめ、今も歴史が色濃く残る美しい町並み、個性豊かなご当地グルメなど、訪れるたびに気分を“ハレやかに”変えてくれるサイクリング情報を発信している。 今回「HAREIRO MOVIE」として紹介動画が追加されたのは、中級者向けの2つのルート。個性豊かなそれぞれのルートの特徴を、美しい4K映像で見ることができる。
48歳にして現役のマウンテンバイク(MTB)選手の小林可奈子さん(MTBクラブ安曇野)。1996年にアトランタ五輪代表となった女性MTB界の先駆者でありながら、7月に開催された全日本選手権でも準優勝を果たすなど、座を譲らない強さはいまも健在だ。同大会で女子ジュニアの部で優勝した娘のあか里さん(17)に「おつかれ!」とゴールで迎えられ、母娘でがっちりと握手を交わす姿が印象的だった。これまでに「何度も引退を考えた」という小林さん。しかし、いまの彼女には走らなければならない理由があった。応援してくれる家族のために、そして自分のために。 準優勝を決めた全日本選手権のゴール後、娘の小林あか里さん(写真左)とがっちり手を握る小林可奈子さん。2人は“ライバル”でもある Photo: Hideyuki SUZUKI 17年ぶりの現役復帰 小林さんは日本代表として1996年のアトランタ五輪を経験し、全日本で
11月3〜4日にさいたま新都心で「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が盛大に行われました。テレビの向こう側からしか見られない自転車界のスーパースターたちがさいたま新都心に集結し、2日間に渡り、異空間の世界を演出してくれました。ロードレースファンにとって願ってもない最高のイベントです。私は今年もスタッフとして関わることができ、仕事でありながら夢のような時間を過ごしました。 大都会は“自転車の聖地”になり得ない さて、レースが盛り上がる中、11月3日(金)に行われた前夜祭の中で気になる場面がありました。ツール・ド・フランスを運営する母体「A.S.O」(アモリー・スポルト・オルガニザシオン)の会長、マリー・オディールアモリ氏が冒頭挨拶で、懸命にツール・ド・フランス誘致のメリットについて話していたのです。 アモリグループのマリー・オディールアモリ会長 Photo: Naoi HIRASAW
俳優業を始めて、かれこれ20年が経過しようとしている。始めた頃はまさか俳優という肩書きの前に「坂バカ」が付く事になるとは思ってもみなかった。人生とは不思議なものだ。坂バカ俳優という仕事は俳優業のかたわら自転車で坂を上る仕事だ。日本で俳優になるには、俳優だと名乗れば誰でもなれる。フランスの様に国家資格が存在する訳ではない。坂が好きで俳優なら、誰でも坂バカ俳優になれるという事だ。そしてそれで飯を食って行ければ、プロの坂バカ俳優という訳だ。大先輩の火野正平さんは坂がお嫌いらしいので、今のところ私一人だけだろうか。 坂バカ俳優博士?坂博士バカ俳優? 「乗鞍ガールズ」に挟まれてご満悦の筆者 今回のテーマとはあんまり関係ない そんなプロフェッショナル・坂バカ俳優な私は、これまでたくさんの坂を上って来た。坂のことを聞かれれば、かなりの確率で体験談をまぶして解説できると思う。もはや“坂博士”と言っても過言
日本コンピュータ・ダイナミクスは、今年数々の海外展示会で話題となったモバイル電動空気入れ「Smart Air Pump M1」(スマートエアーポンプM1)を12月20日から、ウェブサイト「B’s supply」(ビーズサプライ)で販売開始する。コンプレッサーとリチウムイオン電池を搭載し、どこでも簡単に指定の空気圧まで自動でタイヤに空気を入れることが可能だ。価格は1万1500円(税抜)。 スマートエアーポンプM1は、スイッチを押すだけで、設定した空気圧まで自動的に注入でき、液晶ディスプレイにより空気圧を4単位(PSI、BAR、KPA、kgf/cm2)で設定できるため、初心者でも簡単に操作が可能。設定した空気圧に達すると自動で停止するため、その場で見ていることが難しい通勤前の忙しい時間帯にも安心して使用することができる。 携帯しやすいコンパクトサイズなので、サイクリング道中での空気圧調整や、万
「自転車活用推進法案」が12月9日午後、参議院本会議で可決され成立した。自動車への過度な依存を軽減し、自転車の利用を促す内容で、超党派の「自転車活用推進議員連盟」(会長・谷垣禎一自民党幹事長)が議員立法として提出していた。今後さまざまな自転車のための施策を行う際の法的根拠となり、来年中に施行される。 法案を当初から推進してきたNPO「自転車活用推進研究会」の小林成基理事長は、「すばらしい。自転車は公共の利益に資することが証明され、ようやく自転車が市民権を得る準備ができた」と語り、「法案成立はゴールでなくスタート」と、今後の活動がより重要であるという見方を示した。 法案の内容は衆議院のウェブサイトで閲覧できるほか、自転車活用推進研究会が、法案の最終稿とその概要をウェブサイトで公開している。
日本一の「しまなみ海道」と、日本最古の「道後温泉」。世界中のサイクリストにオススメできる2大コンテンツを有する愛媛県は、このほど“湯めぐりサイクル”を新提案するウェブサイト「ゆックル」を作成。そのコースを是非体験してみようと、モデルやダンサーとして活躍する自転車ビギナー女子、田中セシルさんが、地元愛媛の自転車好き女子ユニット「ノッてる!ガールズEHIME」の渡邉愛羅さんのアテンドで、2泊3日のサイクリング。1日目には、信号がなく、のどかな景色が続く「ゆめしま海道」。2日目は今治市の美肌の湯「鈍川温泉」。3日目は「道後温泉」と松山市内サイクリングを楽しみました。今日から3日連続でお届けします。 1日目:松山空港着➔今治港からゆめしま海道へ 松山空港から今治まではリムジンバス(マイクロバス)が便利 Photo: Kenta SAWANO 前日までのモデルとしての仕事を終え、羽田空港発7時25分
世界中が終焉を迎えるオリンピックに目を向けていますが、本日スペインではグランツールの一つ、「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が始まります。そしてイタリアでは数多くの自転車競技大会や、アマチュア向けのサイクリングイベントが行われています。 「ツール・ド・沖縄」級の市民大会が年間100回以上 ローマ北部にある古代ローマの橋。「1001マイル イタリア」のイタリア通過ポイント ©1001miglia Italia イタリアでは日本と比べて数多くの自転車ロードレース競技大会が行われています。当コラムの過去の記事「『迂回路に高速道路』と即断 ロードレースの安全を支えるイタリア警察の機動力」で説明したように、イタリアの警察の理解と長い歴史のおかげで比較的に簡単に道路使用許可状を受け取ることができるからです。衰えを見せない自転車ブームに乗って、一般市民レーサーが参加できる大会は数も種類も増え続け、グランフォ
映画『疑惑のチャンピオン』の7月2日の公開に先立ち、Cyclistは同作品の日本語版メイキング映像を入手、6月24日から独占公開を始めた。これに先立ち、23日には東京・渋谷で同作品の試写会が開催され、サイクルロードレース番組の実況を務めるサッシャさんと、サイクルライフナビゲーターの絹代さんがトークショーを行った。絹代さんは「ドーピングについて考える機会になった」とコメント。サッシャさんは「こういう過去を経験したからこそ構築できる未来がある。事実として知っておくことは大切だと思う」と述べた。 絹代さん「ターミネーターのような完璧な強さ」 がんを克服し、ツール・ド・フランス7連覇を達成するも、その後ドーピングを行ったと告白したことで記録を剥奪された元プロロードレーサー、ランス・アームストロング(アメリカ)の半生を描いた映画「疑惑のチャンピオン」。ツール・ド・フランスの開幕に合わせた7月2日の公
水と同様、私たちのカラダには欠くことのできない「アミノ酸」。とくに週末などを利用してスポーツを楽しむ人たちにとっては、運動と普段の生活とを両立する上での“サポート役”ともいえる存在だ。シリーズ「アミノ酸と走る!“快適自転車ライフ”」では全4回にわたり、アミノ酸の基礎知識やサイクリストにとって気になる役割を解説する。第1回は、アミノ酸のスペシャリストである味の素の遠藤典数さんに、「カラダ」「リカバー」「アミノ酸」の関係について聞いた。 味の素 アミノサイエンス事業本部 スポーツニュートリション部の遠藤典数さん。自らもトライアスリートとして日々トレーニングに励む。得意な種目はランだが、愛車ジャイアント「TCRアドバンスドSL」でヒルクライムレースなどにも出場する Photo: Naoi HIRASAWA 私たちが生活する上でエネルギー源としているのは主に糖質と脂質ですが、スポーツなど普段より強
世界的バイクブランド「GIANT」(ジャイアント)創業者のキング・リュウこと劉金標会長(82歳)が、5月19日、琵琶湖サイクリングと日本台湾学会での講演のために来日した。2012年、2014年にしまなみ海道をサイクリングして以来、日本で2カ所目のサイクリングとなった。大阪のジャイアントストア大阪や3月にオープンした「ジャイアントストアびわ湖守山」を視察し、20日には滋賀県内で琵琶湖サイクリングを体験するなど忙しい日程の中、Cyclistのインタビューに応じ、日本語で自転車の楽しさをシンプルに伝えてくれた。 劉会長はこの日、台湾から大阪経由で琵琶湖に到着したばかりだった。82歳、世界的バイクブランドの創業者だが、偉ぶった雰囲気は全くない。経営者だが、現在は自転車を売ることより、サイクリングを通して人々の健康を祈っている。おだやかな琵琶湖のようにゆっくりと、懐かしい感じのする日本語で丁寧に話し
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」は、整備された自転車道路や、島々と大きな橋の風景などが人気の“サイクリストの聖地”。憧れの地を初めて走ったモデルでコスプレイヤーの林檎蜜紀さんが、「ひとつひとつのクオリティの高さに驚いた」という、名物グルメやおしゃれなカフェをご紹介します。 ◇ ◇ 「いつかは行きたい」を実現 皆さま初めまして、林檎蜜紀です。普段はモデル、コスプレイヤーとして活動していますが休日はホビーサイクリストとして自転車を楽しんでいます。漫画「弱虫ペダル」でロードレースに興味を抱いてロードバイクに乗り始め、最近は自転車のレース・イベントでのMCや、自転車雑誌でも活動しています。今年2月には自転車競技連盟(JCF)3級審判員の資格を取得しました。 しまなみ海道を旅した林檎蜜紀さん(左)。旅先で声をかけて下さった上島サイクリングチームの方々と記念撮影 ©Mi
旅行予約サイト「楽天トラベル」が発表した「サイクリストに人気の旅行先ランキング」で、愛媛県の今治エリアが堂々の1位に輝き、さらに4位に広島県の福山・尾道エリア、7位に愛媛県の松山・道後エリアがランクインするなど、トップ10に「しまなみ海道」が牽引する3エリアが名を連ねた。2位は兵庫県の淡路島、3位は栃木県の那須がランクインした。 トータルな魅力が詰まった瀬戸内エリア 同ランキングは、2015年4月1日から2016年3月31日までの1年間における「サイクリスト」のキーワードを含む宿泊プランの予約人泊数(国内宿泊、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンド)をもとに、楽天トラベルがまとめた。 大きな橋を安全に走れるのもしまなみ海道の醍醐味 Photo: Naoki OHOSHI 1位の愛媛県の今治エリア、4位の広島県の福山・尾道エリアは、絶大な人気を誇るしまなみ海道。今治と尾道を全長約70k
瀬戸内海に面した尾道市は、「しまなみ海道」の本州側の玄関口だ(資料写真) Photo: Ikki YONEYAMA 台湾からの観光客が多く訪れる広島県尾道市と広島空港(三原市)を結ぶエアポートバスの運行が、4月1日にスタートする。通常は早朝と夜の1日2往復だが、台湾から広島への“インバウンド便”が運航する火・土曜日は昼の便を加えて3往復とする。サイクリングロードとして国際的評価の高いしまなみ海道を訪れる人もいるため、輪行バッグに入れた状態なら自転車を持ち込めるようにする。 尾道―空港線は、運行する「おのみちバス」の車庫前(東尾道)が始発。東尾道駅、尾道駅前など市内12カ所で乗車でき、新尾道駅を最後に山陽自動車道経由で空港に向かう。所要時間は始発からだと1時間20分程度、新尾道駅からは45分程度。 空港着午前7時と午後8時5分の2便が毎日運行されるほか、火・土曜日は午後0時5分到着便が増発さ
「シクロクロス東京2016」の開催が2月13、14日に迫ってきた。今年で5回目を迎える都心の本格オフロード大会で、晩秋に開かれる「ラファ スーパークロス野辺山」とともにシクロクロスの国内二大レースとして定着している。2つの大会を創設した“仕掛け人”は、ともにサイクルウェアブランドを経営するライバル同志だが、互いに協力し合いシクロクロス界を盛り上げてきた。「東京」を手がけるチャンピオンシステムジャパンの棈木(あべき)亮二社長と、「野辺山」を育てたラファ・ジャパンの矢野大介代表。シクロクロス隆盛の立役者が顔を合わせ、大会にかける思いを語った。(聞き手 Cyclist編集長・上野嘉之、編集 後藤恭子) 「野辺山」「東京」のルーツはアメリカ ──お二人がシクロクロスを始めたきっかけは? 矢野大介・ラファ・ジャパン代表 Photo: Kenta SAWANO 矢野:1998年の冬、当時勤めていた会社
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