宇都宮大4年生のフィリピン人女性(22)が、大学から「授業料を免除しすぎた」として合計44万円を3週間以内に納入するよう求められている問題を東京新聞が報じたところ、18人の読者から寄付などの申し出が寄せられた。女性の代理人の指宿昭一弁護士の事務所にも記事を読んだとして9人から寄付や支援の申し出があった。このうち1人が全額分を指宿弁護士側に送金し、全額が29日午後、大学に納入された。(池尾伸一)
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将棋の王位戦と女流王位戦(いずれも東京新聞主催)のタイトル保持者同士による恒例の「王位・女流王位記念対局」が、今年も大阪市の関西将棋会館で行われた。藤井聡太王位(21)=八冠=と里見香奈女流王位(31)=女流四冠=による対戦は先手の里見女流王位が107手で勝ち、大金星を挙げた。 対局は平手で、持ち時間が王位10分、女流王位60分のハンディ戦。両者の対決は4期連続で、これまで藤井王位が3連勝していた。里見女流王位は9回目の記念対局で、王位から初白星を挙げた。今世紀に入り、記念対局で女流王位が勝利するのは清水市代女流七段(2001、04年)、石橋幸緒さん(09年)=退会=、甲斐智美女流五段(11年)=引退=に続き5回目。 対局は、里見女流王位が得意の中飛車戦法を選び、玉を銀冠に囲った。藤井王位は左美濃で対抗し、持久戦模様に進んだ。藤井王位が7筋から仕掛けたが、里見女流王位は機敏な反撃で一歩得に
性被害を知った母は自ら命を絶った…遺書につづられた、ジャニーズ事務所に写真と履歴書を送ったことへの後悔 旧ジャニーズ事務所(現・スマイルアップ)創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題で、被害に遭ったジャニーズJr.(ジュニア)の元レッスン生の男性(55)が取材に応じ、母親に性被害を打ち明けた1カ月後、母親が自殺したことを明かした。遺書には、男性の写真と連絡先を事務所に送ったことへの後悔と謝罪が書かれていた。母親への告白を40年以上悔やみ続け、「自分の人生はめちゃくちゃにされた。事務所が、今後も子どもを育成しマネジメント業務を続けることはあってはならない」と怒りを込める。(望月衣塑子)
他人の情報を誤ってひもづけするなどのトラブルが相次ぐ「マイナ保険証」。政府は来年秋に現行の健康保険証を廃止する方針だが、当初は選択制にして併存させようとしていた。 それがなぜ「廃止」になったのか。24日から与野党の論戦が始まった臨時国会で、立憲民主党などは廃止の延期を求めるとともに、廃止に至った経緯も徹底追及する構えだ。(長久保宏美)
政府は今月9日に閣議決定したデジタル施策の「重点計画」で、母子健康手帳(母子手帳)とマイナンバーカードの一体化を目指す方針を示した。一体化に対し、子育て中の親や医療関係者らから不安の声が上がっている。相次ぐマイナカードのトラブルで情報流出への懸念が高まっている上、親と子双方の情報を一覧できる紙の手帳の良さが損なわれる可能性があるためだ。(嶋村光希子)
東京都世田谷区は二十二日、二〇二三年度のふるさと納税制度に伴う区税の流出が前年度比十億円増で、過去最大の九十七億円に達したと発表した。二二年度から対策として返礼品を拡充して寄付を呼び込んだが、その効果も吹き消す損失で、保坂展人区長は「大変ショック。このままなら百億円、百五十億円と進む。耐えられない」と国による制度の見直しが必要と訴えた。 流出額は昨年、区民が制度を利用して他自治体に寄付したことに伴う本年度の区税控除額の総計。一三年度は六千万円だったが、年々、特産品など豪華な返礼品をそろえる自治体への寄付が増え、流出額が膨張。十一年間の流出は累計四百五十八億円に上った。 区は長年、返礼品を福祉作業所で作ったお菓子など社会的意義のあるものに限っていたが、昨年度から区内の名店の商品やクーポン券などをそろえ「返礼品競争」に加わった。果たして二二年度は前年度の倍の二億八千万円の寄付が集まったが、流出
東京電力が福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で切断した高濃度の放射性物質で汚染した配管をずさんに扱い、事故分析につながる調査に支障が出ていることが分かった。調査を指示した原子力規制委員会の担当者は20日の事故収束作業を検討する会合で「とても悲しい」と嘆き、東電に再発防止を求めた。 東電は5月23日、1、2号機間にある直径30センチ、長さ135メートルの配管のうち、約12メートル分の切断撤去に成功。配管は2011年3月の事故時に両基の原子炉にたまった汚染蒸気のベント(排気)に使われ、内部がどのように汚染されているかを調べることで事故の状況把握につながる。 規制委事務局の原子力規制庁によると、分析に使う配管の一部(長さ約5センチ)には上下左右の位置関係を示す印が付いておらず、東電側の説明も人によって示す位置が食い違っているという。どのような状態で現場に設置されていたかが分からないため、正確な
小宮 「性的な表現は場をわきまえて」と批判する人も、逆に「表現の自由を守れ」と擁護する人も、その表現が「エロ」かどうかの観点で議論しがちです。そうではなく、問題は「性差別的な表現」かどうか。その議論が深まらないことをもどかしく感じてきました。フェミニズムにおけるポルノ批判の要点は、わいせつかどうかではなく、その中で女性が差別的に扱われていることです。 ふくろ ステレオタイプな描き方は性差別的な表現に限らず、よくあること。たとえば昔のハリウッド映画に服装や習慣が奇妙な「トンデモ日本人」が登場するように、欧米人には気にならなくても、違和感を覚える表現があります。また日本のメディアでも、「オタク男性」をメガネで長髪、清潔感がないなど偏ったイメージで描きがち。女性を性的に強調する描写も同じで、抑圧や偏見の対象になる当事者が違和感を覚えて声を上げている状況です。ただ、当事者じゃなくても共感してくれる
フジテレビの番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん=当時(22)=が自ら命を絶った後、長野県茅野市の男性のツイッターで心情を傷つけられたとして、母親の響子さん(44)が約294万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。池原桃子裁判長は男性に約129万円の支払いを命じた。
<新型コロナ>「亡くなるべくして亡くなっている」 一家感染の50代夫婦、支援体制の不備や自宅療養の苦しさ激白 家族3人全員が感染し、自宅とホテルに分かれて療養を経験した神奈川県内の50代夫婦が、本紙の取材に応じた。県が緊急連絡先として広報している電話番号にかけても具体的な対応はなく、不安な日々が続いた。支援態勢の脆弱さに「自分の命は自分で守るしかないと思った」と振り返る。(石原真樹)
老朽化した学校のプールを改修・新設せず、公営や民間の屋内プールでの水泳指導に切り替える自治体が出てきている。東京都葛飾区教育委員会は、2021年度以降に改築する小学校にはプールを造らず、校外の室内温水プールを活用する。区教委は「猛暑の影響などで、屋外プールでの水泳指導が思うようにできなくなってきている」と理由を説明する。(加藤健太) 今秋からの学校改築に合わせ、校内の25メートルプールの取り壊しが決まった区立水元小学校など、現時点でプールを造り直さない方針が決まったのは3校。プールがない学校は、区営のスポーツセンターや民間施設に徒歩かバスで移動して授業をする。施設のインストラクターも教員と指導にあたる。水元小の児童は来年度から、学校から約1キロ離れた区営スポーツセンターの温水プールを使う。
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