欧米で開発された抗がん剤などの新薬が、なかなか日本に上陸しない。近年のがん創薬はバイオ関連のスタートアップが中心的に担っており、薬価の下げ圧力が強まる日本市場は後回しにされるからだ。わらにもすがりたい患者は何百万円もかけて個人輸入している。こうした「ドラッグラグ(新薬承認の遅延)」は日本の医療を地盤沈下させかねない。国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の内藤陽一医師は1年ほど前、ある患者か
埼玉県桶川市に、ユニークな菓子作りで注目を集める老舗和菓子店がある。両親から店を継いだ榊萌美さんは、発案した商品をヒットさせ、10年続いた赤字を黒字に変えた。「元ギャル」だったという6代目女将・榊さんの素顔を、フリーライターの川内イオさんが描く――。 【写真】ギャル時代の榊さん。派手な髪型やメイクは自分を守るためでもあった ■実家の和菓子店を継いだ「6代目女将」が見た天国と地獄 2020年4月26日から3カ月間に起きたことを、榊萌美(さかきもえみ)は一生忘れない。 埼玉県桶川市に3店舗を構える、創業1887年(明治20年)の老舗和菓子店「五穀祭菓をかの」6代目の榊は、その日を心待ちにしていた。榊のアイデアで開発したポップな葛粉のアイス「葛きゃんでぃ」を1年半前に紹介してくれたテレビ番組が、「お取り寄せもできる中山道の新名物ベスト5」というコーナーで、もう一度、取り上げてくれるという連絡をも
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