日本テレビの菅谷大介アナウンサー(50)が、今年1月「すい臓がん」と診断され、手術していたことを公表しました。診断からおよそ7カ月。病名を告げられた時の心境やこれまでの治療、「すい臓がん」という病気を経験した今の思いを聞きました。 【画像】「今後がんを経験する人のための情報発信をしたい」と語る菅谷アナ ■「箱根駅伝」直前の人間ドックで異常 今年1月11日に「すい臓がん」の告知――病気についてどのように分かったのですか。 昨年11月に受けた人間ドックの結果が悪く、「膵管(すいかん)拡張」があると。「膵管拡張」という言葉はこの時に初めて聞き、「何なんだろう」と思いました。 ただ、時期は12月。担当する箱根駅伝の準備もあったので、駅伝後の1月4日に検査をすることになりました。その時、「明日また、再検査しましょう」と言われて、結果的に、1月11日にすい臓がんという診断をされました。 ――それまでな
「じゃあの。」、広島弁のキャッチフレーズでタレントとしても活躍する元WBA世界ミドル級チャンピオン竹原慎二さん(50)。2014年に膀胱がんを発症、現在も通院を続けながら闘病する身だ。だが目の前の竹原さんは明るく壮健だ。自身の動画チャンネルでも屈強さを発揮するが、「本当は弱い人間」と本人は語る。どん底を味わい、自分の弱さに気づき、家族に支えられ、変化した人生観とは――。(ジャーナリスト・中村竜太郎/Yahoo!ニュース Voice) ――竹原さんが人生で一番つらかったことは何ですか? 一番つらかったのが、がん宣告されてステージ4だって言われたときです。ウソだろ、何かの間違いじゃないか。そう思って、他の病院でもいくつか診断を受けたんですけど、すべて同じ結果を告げられ、本当に心が折れました。完全に打ちのめされました。頭の中をめぐるのは、「もう死ぬんだろうな」「どうやって死ぬのかな」「病院じゃな
開発した装置を手にする菊地佑太さん(左)と石井聖名さん(中央)、佐藤汰樹さん=2022年6月3日、盛岡市 歩き方で認知症になるかどうかが分かる――。そんな装置を一関工業高専(岩手県一関市)の学生3人が開発し、企業評価額を競う全国大会で最優秀賞を受賞した。つけられた評価額は過去最高の10億円で、3人は「早く起業したい」と意気込んでいる。 【写真】インソール型の足圧センサーを着けた靴。歩行時の加速度などから認知症の兆候をつかむ 大会は、人工知能(AI)が自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」の技術を利用して開発した装置を、技術力やビジネスモデルの面で評価し、つけられた額で競う。 4月末に東京で開かれ、約50チームが参加。一関工業高専からは、システム創造工学専攻1年で、生態工学を学ぶ石井聖名さん(21)、深層学習について研究する菊地佑太さん(21)と佐藤汰樹さん(20)がチームを組んだ。
全国で見ると梅毒患者数は、今年7月3日までに5615人、前年同時期比で1.6倍のペース、年間患者数が1万人を超えるペースです。そして大阪も前年同時期比で約2倍ペースで増えています。 梅毒とはどんな病気なのかというと、性行為など粘膜や皮膚の接触で感染するもので、感染後約3週間は感染した部位(陰部や唇そして口の中など)にしこりができ、リンパ節が腫れる。感染後数か月で手の平や体に赤い発疹ができるなどとされています。 ---痛いとか痒いとかそういう症状はあるのですか? 「感染した部位にしこりとか粘膜の潰瘍みたいなものができると、多少の痛さはありますが、手の平に発疹が出るような程度では大きな不快感というのはあまり訴えられない人が多いです」 ---ではわからないまま感染した状態で人にうつすこともあるということですか? 「はい、それはかなり多いです」 ---放っておくと色んなリスクがあるんですよね? 「
音楽家の坂本龍一(70)が、直腸ガンおよび転移巣の手術を受けたことを発表したのは、昨年1月のことだった。2014年に患った中咽頭ガンはその時点で寛解していたが、2020年に新たにガンが発見されたのだという。もっとも当時のコメントには「すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」とあり、さらに「治療を受けながら出来る範囲で仕事を続けていくつもりです」と仕事への前向きな姿勢を示していた。多くのファンは心配しつつも、安堵したことだろう。 しかし、実際の病状は、こうした前向きなコメントからは想像できないほど深刻なものだったようだ。診察した医師の口からは「余命半年」といった衝撃的な言葉まで飛び出していたのである。 文芸誌『新潮』7月号から坂本が開始した連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」には、この間の経緯や心境が本人から詳しく語られている。以下、引用しながら見てみ
これまでしなかったような顔の動きをし始めた息子(右)。情報が少ない中、家族は様々な情報に翻弄されていきました。普段は妹思いの優しいお兄ちゃんです 白目を剥いたり、鼻の下を伸ばしたり……息子が、これまでしなかったような目や顔の動きを頻繁に見せるようになったのは、昨年の秋頃でした。「びっくりするから、やめなさい」。わざとやってるのではないかと思っていた私は、気づくたびに注意していました。情報が少ない中、ネットの情報に頼り、さらに不安が増すことも。自分の息子が「トゥレット症」と診断され、支えを手に入れるまでの日々を振り返ります。(長谷川美怜) 【イラスト】誤解していませんか?「トゥレット症」わかりやすく解説、差別の当事者にならないために… 突然白目を剥く息子に戸惑い※この記事の内容は当事者家族の経験に基づき、専門家や他の当事者に取材したものです。すべての方に当てはまるわけではないため、子どもの発
人気絶頂期に結婚・出産。プロサッカー選手で夫の松井大輔を追って渡仏、芸能界から姿を消した加藤ローサ。あれから10年、少しずつ芸能活動を再開している。結婚情報誌のCMガールだった彼女だが、結婚に甘い夢を抱いたことはない。図らずもアスリートの妻として慣れない海外生活を送り、心身ともに鍛えられたという。「結婚は修行。その先に見えてくるものがある」。独自の結婚観を語った。(取材・文:山野井春絵/撮影:木村哲夫/Yahoo!ニュース オリジナル 編集部) 吉岡里帆、広瀬すず、倉科カナ……これまで結婚情報誌「ゼクシィ」のCMガールを務めたのは、そうそうたるメンバーだ。しかし歴代「ゼクシィガール」の中でもとびきり印象的だったのは、やはり加藤ローサだろう。 2004年、ゼクシィガールに抜擢されてからは、ドラマに映画、バラエティー番組と、多忙な日々を過ごしていた。しかし2011年、突如として芸能界から姿を消
大学の理工学部系に占める女子学生の割合は28%、工学部系では17%。文部科学省が昨年度に行った調査の結果だ。大学側は理工系学部に女子学生があまりに少ない現状を憂えている。研究開発の遅れや、日本の国際競争力の低下が懸念されるためだ。 理工系の女性はなぜ増えないのか(前編) 進路選択を阻む「アンコンシャス・バイアス」 なぜこんなに少ないのか。要因を探るため、共同通信は理工系分野での女子学生の育成に力を入れる全国約50の大学にアンケートした。その結果、76%が親や教員らによる性別に基づく思い込み「ジェンダーバイアス」が影響していると答えた。 親は子どもに、こんな言葉をかけていないだろうか。「女子は理系科目が苦手」「理系は男子ばかり」「卒業しても女性の仕事はない」―親心のつもりの助言が、子どもの進路選択を狭めている実態が浮かぶ。 京都大は「多様で柔軟な社会への転換が必要だ」と指摘していう。女子が性
Wボケ&ツッコミ漫才で異次元の笑いを生み出してきた実力派漫才コンビ・笑い飯の哲夫さん。お笑い芸人として活躍しながら、 2020年から大阪市の相愛大学で人文学部の客員教授を務めるなど教育者としての顔も持っています。 【画像】学習塾を経営している笑い飯の哲夫さん そんな哲夫さんは、8年ほど前から大阪市淀川区で、低料金で通うことができる小・中学生向けの学習塾を経営しています。 哲夫さんが塾経営を始めた背景には、昨今社会問題になっている「教育格差」に対する思いがありました。子どもたちが学力を身につけるためには公教育だけでは難しい面がある一方、学習塾に通うためには高額な授業料が必要であることに疑問を持ったといいます。 哲夫さんの学習塾「寺子屋こやや」の実態や、スタートしたきっかけなどについて聞きました。 芸人の先生が教える低価格塾――哲夫さんはなぜ学習塾「寺子屋こやや」を始めることになったのでしょう
埼玉県桶川市に、ユニークな菓子作りで注目を集める老舗和菓子店がある。両親から店を継いだ榊萌美さんは、発案した商品をヒットさせ、10年続いた赤字を黒字に変えた。「元ギャル」だったという6代目女将・榊さんの素顔を、フリーライターの川内イオさんが描く――。 【写真】ギャル時代の榊さん。派手な髪型やメイクは自分を守るためでもあった ■実家の和菓子店を継いだ「6代目女将」が見た天国と地獄 2020年4月26日から3カ月間に起きたことを、榊萌美(さかきもえみ)は一生忘れない。 埼玉県桶川市に3店舗を構える、創業1887年(明治20年)の老舗和菓子店「五穀祭菓をかの」6代目の榊は、その日を心待ちにしていた。榊のアイデアで開発したポップな葛粉のアイス「葛きゃんでぃ」を1年半前に紹介してくれたテレビ番組が、「お取り寄せもできる中山道の新名物ベスト5」というコーナーで、もう一度、取り上げてくれるという連絡をも
1985年、フジテレビにアナウンサーとして入社し、バラエティを中心にさまざまな番組で活躍した長野智子さん。当時「女子アナパッケージ」として売られたことは功罪ありつつも、会社と自分はWin-Winの関係だったと振り返ります。一方、私生活では47歳まで不妊治療に取り組み、「仕事を休んで不妊治療に集中すれば良いのに」と仕事との両立に悩み苦しんだ時期もあるという長野さん。女性のキャリアや生き方についてお話を聞きました。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice) フジテレビの“女子アナ”として活躍していた長野さん。現在はジャーナリストとしての活動に加えて、女性議員の数を増やし、政治における男女間の格差を是正するための「クオータ制」の実現に向けて勉強会を開催するなど、ジェンダー問題にも取り組んでいる。 ――女性のアナウンサーのみを「女子アナ」と呼び、タレント扱いされてしまう風
医療・健康に関する記事は、場合によっては人の生命を左右しかねません。目下のコロナ禍では予防対策やワクチンをめぐる報道がそうですし、がんなどの重い病気に関する情報はもちろん、健康、美容などのジャンルでも誤った情報発信が行われると読者に「害」を与える可能性があります。いま、メディアはどんなことに注意を払うべきなのでしょうか? 医療ジャーナリストで、「教養としての健康情報」(講談社)などの著書がある市川衛(いちかわ・まもる)さんに聞きました。(取材・構成:Yahoo!ニュース、撮影:黑田菜月) 読者に不利益を与える4つの「害」とは? ――市川さんは医療・健康情報で「不適切なもの」をどう定義していますか? 読む人にとって明らかな「害」が想定されるか否かですね。 市川衛さん。取材は感染対策を留意の上、2021年12月頭に行っている ――「実害」があるかどうか、ということですか? はい、読者に明らかな
独自の内密出産制度を導入する熊本市西区の慈恵病院で、未成年の女性が匿名のまま出産した。家族ら周囲に頼ることができず「1人で産んで捨てるしかない」と追い込まれかけた女性。4日に記者会見した蓮田健院長は「危険な孤立出産を防ぐためにも、内密出産は続ける」と改めて強調した。会見の一問一答は以下の通り。 (西村百合恵、鶴善行) 【図解】慈恵病院の内密出産とは -女性が訪れた経緯は 「昨年11月中旬にメールで相談があった。その後もメールや電話でやりとりし、12月に熊本に来る日が決まった。その日の午前中に出血が始まったと連絡があり、私と新生児相談室長が新幹線で(JR)博多駅まで迎えに行き、午後に病院に到着。翌日、無事に出産した」 -出産後の母子の様子は 「女性は出産直後に赤ちゃんを抱っこした。しかし出生後の血液検査で異常値が出たため、保育器で抗生物質と点滴を始めることになった。なかなか抱っこもできない中
日本人の2人に1人がかかると言われるがん。近年、医療技術の進歩で、がん患者の生存期間は大きく延びた。それに伴い、大きな悩みも出てきている。一つはがんが引き金となって心臓病や脳梗塞を発症する問題。もう一つは治療が長引くことによる費用の問題だ。がん治療の「その先」の課題に向き合う医師や患者を取材し、実情に迫った。(ノンフィクションライター・古川雅子/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 滋賀県に住む元会社員の清水佳佑さん(40)は2016年末、会社の健康診断で肺に影があると聞き、耳を疑った。当時30代と若く、自覚症状もなかったからだ。年が明けて精密検査をしたところ、肺がんと診断された。2カ月後、呼吸困難に陥り緊急入院。がんが肥大化して心臓の外側の心膜に達する合併症「がん性心膜炎」になっていた。肺がんのステージは最も進行した4だった。 「もう生きられないんじゃないかと思った。子どもたち
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く